2022.06.28

YouTubeの評価を高める概要欄の書き方や便利な機能を紹介

YouTubeではさまざまな設定や記入欄が存在しますが、なかでも重要な項目が概要欄です。一般的には動画の内容を説明するテキストですがYouTubeの評価に直結するため、正しく対策しなければいけません。

また関連動画や自社サイトのURLの記載など、活用次第で大きな成果を得られる点も概要欄の特徴といえるでしょう。

そこで本記事では概要欄の基本からYouTubeの評価を高める書き方、そして便利な機能について解説していきます。

YouTubeの概要欄とは?

YouTube動画のタイトル直下に表示されるテキストが「概要欄」です。

概要欄では最大2,500文字(半角5,000文字)を入力でき、PC版とモバイル版では表示する仕組みが異なります。

PC版

  • 通常は3行まで表示
  • 「もっと見る」を押すと、すべてのテキストが表示
  • 検索結果では60文字まで表示

 

モバイル版

  • 通常は概要欄が非表示
  • ポップアップを開き「もっと見る」を押すと、すべてのテキストが表示

 

また概要欄では、2つの役割があります。

概要欄の2つの役割

  • ユーザーに動画内容を説明
  • YouTubeに動画内容を説明

 

特にYouTubeに向けた説明は再生回数に直結する要素のため、動画内容をキーワード単位で説明し、おすすめ先に選定してもらうことが重要です。

概要欄の確認方法

概要欄は簡単に表示できるため、実際に確認してみましょう。

確認方法は以下の手順です。

まずは検索結果画面の説明です。上記の枠が概要欄になります。

概要欄として記載されている文章の冒頭2~3行がYouTubeの検索欄に表示されます。

つづいて動画を選択し、再生ページに移動しましょう。

通常の状態では、上記が概要欄の枠です。すべてのテキストを表示するために「もっと見る」を選択します。

上記の枠が概要欄となり、さまざまな情報が表示されます。

YouTubeの概要欄を充実させる目的

一般的に概要欄は動画の説明文として活用されますが、他にも以下のような目的があります。

  • 検索結果で上位に表示させるため
  • ブランディング効果を得るため
  • 自社サービスへ誘導するため

 

概要欄はYouTubeの評価を高めるうえでは欠かせない要素のため、その重要性についても合わせて確認しましょう。

検索結果で上位に表示させるため

1つ目の目的は、YouTube SEO対策によって検索結果で上位に表示させるためです。

YouTube SEOとは「YouTubeにおける検索エンジン最適化」を意味し、YouTube内でのアクセス流入を増やすことが目的になります。

YouTubeではさまざまな観点から各チャンネル・動画を評価していますが、なかでも概要欄は動画の内容を判断する材料の一つです。

そのためYouTube SEOでは、動画内容をいかにメタデータ(タイトル・概要欄・タグ)で表現できるかが重要になります。

株式会社Lugiaでは自社チャンネル登録者97万人まで伸ばしてきた経験から、YouTube SEOでさまざまな企業様を支援しています。実際に「表示順位が上がった」という声もいただいておりますので、基本から専門的な対策までお任せください。

こちらの公式LINEに登録していただけると、数分でYouTubeの無料相談にお申し込みいただくことが可能です。YouTubeに関するアドバイスを受けたいという方はお気軽にお問い合わせください。

ブランディング効果を得るため

2つ目の目的は、概要欄を活用してブランディング効果を得るためです。

概要欄では最大2,5000文字(半角5,000文字)入力できるため、動画の説明以外にも以下のような内容を記載できます。

  • 会社の紹介
  • 商品・サービスの説明
  • チャンネルの紹介・普段配信している動画内容

 

視聴者の10%強が概要欄を見ているため、会社や商品の説明を記載すれば、概要欄を閲覧した視聴者に自社を知ってもらう良いきっかけになるでしょう。またチャンネルの紹介文も記載することで、他動画の再生回数やチャンネル登録者数の向上につながります。

自社サービスへ誘導するため

3つ目の目的は、概要欄を活用して自社サービスへ誘導するためです。

視聴者の10%弱は概要欄を見てリンクをクリックしてくれるため、外部サイトのURLを記載することで、自社商品・サービスの購入に直接つなげられます。

仮に「動画制作を行っている企業」であれば、「動画制作の解説動画」に自社サイトのURLを貼り付けるだけで、多くの流入に期待がもてるでしょう。

このように自社に関連する内容は自然な流れで誘導できるため、概要欄を効率良く活用することが重要です。

YouTubeの評価を高める概要欄の書き方

概要欄は自由に内容を記載できますが、好きなことを書いていても効果は得られません。

ここではYouTubeの評価を高める概要欄の書き方について、以下の5つから解説していきます。

  • 対策キーワードを含める
  • タイムスタンプを活用する
  • 関連動画を記載する
  • 外部リンクを記載する
  • ハッシュタグを含める

 

対策キーワードを含める

概要欄の書き方で最も重要な点は、対策キーワードを含めることです。

YouTubeではユーザーが検索したキーワードとの関連性から、検索結果をランキング形式で表示します。そのため概要欄に対策しているキーワードを含めることで、対策したキーワードをユーザーが検索した際に、自社動画が表示されやすくなります。

また対策キーワードを含める際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 概要欄の2行目以内に対策キーワードを含める
  • 自然な流れで対策キーワードを複数個含める

 

ただし、対策キーワードは多ければ良いというわけではありません。キーワードの羅列などを行ってしまうとスパム扱いを受けるため、あくまで自然な文章の流れで加えるようにしましょう。

タイムスタンプを活用する

タイムスタンプとは、動画の再生時間を指定できる目次リンクのことです。

例えば上記のタイムスタンプの場合、「00:33 ①5教科の勉強法」をクリックすると、指定した時間から動画が再生される仕組みです。そのため視聴者は気になる箇所から動画を視聴でき、視聴者維持率が向上します。

実際に上記の画像は弊社YouTubeチャンネル「ブレイクスルー佐々木」のアナリティクスデータですが、こちらを見ていただくと動画後半に視聴者維持率が再度上がっていることが分かります。

視聴者維持率はYouTubeの評価にも影響することから、結果的に検索結果でも良い影響を与えます。

またタイムスタンプはGoogleの検索結果画面で表示されるため、他の動画やWebサイトよりも注目を集められる点が強みになります。

関連動画を記載する

概要欄に自社チャンネルの関連動画を記載することでユーザーの回遊率が向上し、チャンネル全体の総再生時間を高められます。総再生時間が蓄積されると、おすすめ量(インプレッション数)も増加することで、再生回数の向上にも効果的です。

例えば、上記は「勉強効率が最大化するために絶対やるべきコト TOP10」という動画になります。そして概要欄では関連性のある「ブレイクスルー佐々木の1日」という動画のURLを掲載しているため、興味を持ったユーザーはそのまま関連動画も再生する流れです。

また「メンバーシップ(Gold Member)登録はこちら↓」とあるように、概要欄ではチャンネルやメンバーシップ登録の促しも効果的です。

チャンネル登録のリンクは以下をもとに作成できるため、積極的に活用しましょう。

  • http://www.youtube.com/channel/【自社チャンネルID】?sub_confirmation=1

 

外部リンクを記載する

概要欄では関連動画の他にも、さまざまな外部リンクを設置できます。

上記の動画では、内容に関連する文房具として「第1位〜第5位」までの文房具を紹介しています。また画面下部では自社サイトのURLを掲載することで、企業の認知度やアクセス数向上につながるでしょう。

他にも外部リンクでは以下のものが想定されます。

  • 自社サイトやSNSのリンク
  • 商品購入ページのリンク
  • 紹介した商品のアフィリエイトリンク
  • 他チャンネルのリンク

特に動画経由で興味を持ち始めたユーザーはサイトやSNSリンクにアクセスしやすいため、自社をより詳しく紹介している媒体があれば、概要欄にかならず設置することをおすすめします。

ハッシュタグを含める

YouTube内ではハッシュタグを活用した検索ができ、概要欄に記載したハッシュタグと合致すれば、おすすめ量(インプレッション数)が増えて再生回数が向上します。

また概要欄にハッシュタグを入れるとタイトルの上に3個のハッシュタグが表示され、そこをクリックするとハッシュタグを含む動画一覧が表示される仕組みです。したがってチャンネルの回遊率が高まり、総再生時間の増加にもつながります。

ただしYouTubeでは15個以上のハッシュタグを付けた場合、すべてのハッシュタグが認識されなくなります。

したがって5個程度を目安に、本当に表示させたいハッシュタグに絞って追加するようにしましょう。

YouTube概要欄の便利な機能

チャンネルによっては海外に向けて発信していることや、更新量が多く概要欄の入力が大変に感じることもあるでしょう。

そこで活用できるのが、YouTubeに備わっている以下の機能です。

  • 外国語対応
  • テンプレートの活用

各々、解説していきます。

外国語対応

概要欄では外国語に対応可能なため、海外に向けて情報発信したい場合に活用できます。

外国語に対応させる手順は以下のとおりです。

まずはYouTubeにアクセスし右上のアカウントマークからメニュー欄を表示、そして「設定」を選択します。

その後YouTube Studioページで左のメニュー欄から「コンテンツ」を選択します。

つづいて該当する動画の「編集ボタン」を選択しましょう。

動画の詳細ページが表示されるため、左のメニュー欄から「字幕」を選択します。

「言語を追加」をクリックして該当する言語を選択すると設定完了です。

設定後は実際に概要欄を閲覧し、しっかりと翻訳されているのかを確認しましょう。

テンプレートの活用

YouTubeでは動画ごとに概要欄が存在するため、テキスト量が多いと毎回入力するだけでも大変な作業になります。

このような場合はYouTubeの自動入力機能を活用し、概要欄の入力作業を効率化しましょう。

設定方法は以下のとおりです。

まずはYouTubeにアクセスし右上のアカウントマークからメニュー欄を表示、そして「YouTube Studio」を選択します。

その後YouTube Studioページで左のメニュー欄から「設定」を選択します。

つづいてメニュー欄から「アップロード動画のデフォルト設定」を選択します。

「説明欄」に毎回表示させたいテキストを入力し、最後に「保存」を選択すると設定完了です。

YouTubeの概要欄で注意すべきポイント

概要欄に記載する内容では、以下のことを考えなければいけません。

  • 使用したBGMのクレジット記載
  • 動画と無関係な内容の記載

 

特に前者のクレジット表記は著作権法という法律で定められている内容になるため、かならず確認し遵守することが重要です。

ここでは、YouTubeの概要欄で注意すべきポイントについて解説していきます。

使用したBGMのクレジット記載

YouTubeではBGMなどで音楽を使用する機会が多いため、概要欄ではクレジット表記をする必要があります。

クレジット表記とは、コンテンツの作者や著作権者を表す表記のことです。YouTubeでは著作物に関して細かく規約を定めており、違反すると収益化停止やアカウント削除などの厳しい罰則を受けることになります。

またクレジット表記したからといって音楽を自由に使用できるわけではなく、以下の要素を満たしていることが重要です。

  • 商用利用が可能であるか
  • 著作権者へ連絡が必要であるか
  • 使用期間に定めがあるか

 

「数秒程度の使用だから大丈夫」「他のチャンネルでも使用しているから大丈夫」といった理由は通用しないため、クレジット表記を正しく理解したうえで音楽を使用しましょう。

動画と無関係な内容の記載

概要欄では自由に記載できることが特徴ですが、YouTubeのポリシーはかならず遵守しましょう。

間違った例として多いことは、動画と関係のないキーワードやURLを記載してしまうケースです。

例えば関連性のないチャンネルのURLや、動画内容から大きく外れているキーワード・ハッシュタグは、YouTubeの評価に悪影響を及ぼす可能性があります。

悪質な場合はスパム扱いされ、アカウント停止などの罰則を受けることもあるため、細心の注意を払いましょう。あくまでYouTubeの規約に沿い、ユーザーの利便性を考えることが重要になります。

YouTubeの正しい概要欄設定で適切な運用を

概要欄は入力文字数が多く自由に記載できるため、活用次第ではチャンネルを大きく伸ばすきっかけになります。

また自社サイトや購入ページへ直接つなげられることから、再生回数に関係なく対策は必須の項目といえるでしょう。ただしスパムや違反行為を行いやすいため、記載内容には十分な注意が必要です。

株式会社Luigiaでは、自社チャンネル「ブレイクスルー佐々木」登録者数97万人まで伸ばした経験から、YouTubeチャンネルの運用代行を支援しております。

専門的な知識から成果に直結するサポートを強みとしており、毎月10社限定のZoom無料相談会も行っております。

こちらの公式LINEから簡単にお申し込みができるため、是非お気軽にお問い合わせください。