2022.06.11
【スマホで簡単】おすすめの動画制作アプリ10選!有料・無料版の違いや選び方も解説
近年は動画編集の技術もすすみ、スマートフォンやタブレットでも本格的な動画を作成できるアプリが揃っています。アプリによってはAIや自動編集など豊富な機能が搭載されており、手間をかけずにハイクオリティに仕上げることも可能です。
そこで本記事では動画制作アプリについて、選ぶ際のポイントやおすすめアプリ10選を紹介していきます。
目次
動画制作アプリとは?
動画制作アプリとは撮影した動画データや写真、またインターネット上でダウンロードした動画データを用いて、動画を自分で作成できるアプリのことです。
パソコンで使用する本格的な動画制作ソフトと比べると機能面で劣る点はあるものの、動画結合やカットなど基本的な編集は揃っており、スマートフォンで気軽に利用できる点が強みです。
また課金制のアプリであれば自由度の高い編集も可能となり、企業のプレゼン資料や商品紹介動画、YouTubeに投稿する動画を作成する際に活躍します。
動画制作アプリのメリット
動画制作アプリのメリットは、スマートフォンで動画を制作できるため、時と場所に縛られず活用できる点です。
パソコンを使用するソフトであれば通信環境や作業場所などを整える必要があり、どこでも気軽に編集できるというわけではありません。
しかしスマートフォンは電車や車の移動中にも操作でき、急な編集作業にも対応できるでしょう。
またアプリは無料版も多く、動画編集が初心者の方でも簡単に操作できる点も強みです。有料版を購入することでクオリティの高い編集も行えるため、自分の求めるレベルに合ったアプリを活用できます。
動画制作アプリのデメリット
動画制作アプリで考えられるデメリットは、パソコンや編集作業専門の機材と比べ、高度な編集作業を行えないことです。
有料版はある程度のクオリティで制作できますが、それでも映画やCMなどの本格的な動画制作は難しいといえるでしょう。
また元々パソコンで作業を行っていた人からすると、操作性の違いにより扱いづらいと感じることも少なくありません。スマートフォンでは画面も小さいため、細かい作業には不向きなことも多いです。
そのため手軽さやシンプルさなど、動画制作アプリの強みを活かせない場合には、適さないことがあると考えましょう。
動画制作アプリの選び方
動画制作アプリといっても現在では膨大な種類が存在するため、どのアプリを選べば良いのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。そこで動画制作アプリの選び方について、以下の4要素から解説していきます。
- 有料版・無料版
- 作成できる動画の長さ
- 文字やエフェクトの自由度
- 連携できる投稿サイトやSNS
有料版・無料版
動画制作アプリには有料版と無料版が存在しますが、主な違いは機能の差になります。
- 処理能力
- エフェクトのテンプレート数
- ウォーターマークの有無
基本的に無料版のアプリでは用意されたテンプレートなどを活用し、シンプルな編集作業がメイン機能です。そのためエンコードやディスク作成などの処理速度も遅く、同時にアプリを操作できないといった点がデメリットといえるでしょう。
またウォーターマークと呼ばれるロゴが表示されるため、使用しているアプリが分かってしまうことや、見た目が損なわれてしまうなどの問題もあります。
なかには有料版のお試し版として無料でリリースしているアプリも存在するため、実際に活用してから課金をするか決めるのも選択肢の一つです。
作成できる動画の長さ
使用するアプリによって作成できる動画の長さは、数分から数十分までと大きく異なります。
特に無料版では時間が制限されており、課金することで制限が解除されるアプリなど特徴はさまざまです。
有料版でも作成できる時間が短い場合もあるため、長尺の動画を制作する際は注意をしましょう。
そのため事前に制作したい動画の尺を考えてからアプリを選択することが重要です。
文字やエフェクトの自由度
動画制作において重要な要素となる文字やエフェクトも、利用できる種類や用意されているテンプレートがアプリによって異なります。
例えば動画に映したくない文字や情報を隠すモザイク処理や、動画のつなぎ目を自然な形でつなげるトランジション。他にも文字のフォントなど、利用できる編集によって制作物のクオリティは大きく変化するでしょう。
初心者の方は自由度が高すぎても編集に時間をかけてしまう可能性があるため、必要な機能が揃っているのかを確認し取捨選択することが重要です。
連携できる投稿サイトやSNS
動画制作を行う目的として、YouTubeへのアップロードやInstagramをはじめとしてSNSの投稿など、情報発信の手段として活用する方も多いのではないでしょうか。
現在利用できるアプリの大半は投稿サイトや各種SNSなど、さまざまな媒体へと連携できる機能が付随しています。
このような機能を活用できれば、最終的な投稿作業もスムーズに行えるでしょう。
しかしアプリによって対応している媒体は異なるため、制作後の活用について考えたうえでのアプリ選択を推奨します。
おすすめの動画制作アプリ【無料】
まずは無料で活用できるおすすめの動画制作アプリについて、以下の5つから紹介していきます。
- 「iMovie」
- 「Inshot」
- 「PowerDirector」
- 「KineMaster」
- 「FilmmakerPro」
「iMovie」
iMovieはApple製品で利用できる動画制作アプリとなり、iPhoneをはじめiPadやMacに対応しています。
基本的な編集機能から本格的な動画制作までを行え、初心者の方でも直感的に操作できる点が特徴です。
またApple製品同士での連携が可能なため、普段からiPhoneとMacの両方を活用している方、iPhoneで撮影した写真や動画をMacで編集したい方は非常に扱いやすいでしょう。
4K動画の作成も可能なため、無料アプリのなかでもこだわった動画を作成したい方にはおすすめのアプリとなります。
「Inshot」
InshotはiPhone・Androidに対応しており、細かいカットやトリミングなど、ハイクオリティな編集が行える動画制作アプリです。
豊富な機能が揃っているにもかかわらず編集画面は見やすい作りとなっているため、操作性の高さも強みといえるでしょう。
また機能の操作方法が分からない場合は「?」をクリックすることで各機能の説明が表示され、初心者の方でも問題なく活用できます。
ただし正方形や9:16の縦長動画など、横長キャンパス以外の場合はウォーターマークが表示されるため、気になる方はInshotの有料版がおすすめです。
「PowerDirector」
PowerDirectorは初心者の方に向けた分かりやすいチュートリアル動画があり、手軽な旅行ムービーからプレゼンで活用できる資料まで、幅広い用途で活用できる動画制作アプリです。
また動画のアイデア集が用意されているため、ハイクオリティな動画であっても記載されているエフェクトを真似ることで簡単に同じ動画を作成できます。
他にも最大3つの画像レイヤーやInstagram対応の縦横比など、機能面でも問題なく活用できるでしょう。
無料版では活用できるBGMや効果音の種類は少ないため、動画の活用目的に応じて有料版も検討することをおすすめします。
「KineMaster」
KineMasterは、有料版に劣らないほど高性能な機能が特徴の動画制作アプリです。
機能例はこちら。
- クロマキー合成
- マルチトラックオーディオ
- 映像と音の分離
- オーバーレイ機能
なかでも画像の合成時に明度バランスを調整できるオーバーレイ機能は、輪郭を消さずに複数の画像を合成できます。また動きのある演出を可能となり、上手に活用すればMVのような動画も作成できるでしょう。
公式のYouTubeチャンネルも用意されているため、操作が不明な場合は動画をとおして確認できる点もKineMasterの強みです。
「FilmmakerPro」
FilmmakerProは横画面で動画編集ができ、プレビュー画面やツールバーの見やすさ、操作性の高さが特徴のアプリです。
スマートフォンで動画を制作する際は、小さい画面が原因となって誤操作をしてしまうケースも少なくありません。そのため操作性の高さはアプリを選ぶ際に重要な要素となるでしょう。
またFilmmakerProは文字やスタンプの型で動画を切り抜くことができ、他のアプリにはない機能面も特徴です。
ただし海外製のアプリのため、英語表記である点には注意をしましょう。
おすすめの動画制作アプリ【有料】
つづいて、有料版のおすすめ動画制作アプリについて、以下の5つから紹介していきます。
- 「Adobe Premiere Rush CC」
- 「Magisto」
- 「FilmStoryPro」
- 「CuteCUTPro」
- 「VivaVideoPro」
「Adobe Premiere Rush CC」
Adobe Premiere Proをはじめ動画編集ソフトで多くの利用ユーザーがいるAdobe製品ですが、スマートフォンやタブレット向けにリリースされたアプリがAdobe Premiere Rush CCです。
本格的な動画編集では難しい作業が多いものの、本製品では手間をかけずにかっこいい映像が作成できます。
またYouTubeやInstagramなどの各種SNSにも対応しており、動画投稿を考えている方は非常に活用しやすいアプリといえるでしょう。無料版も存在しますがストレージ容量に制限があるため、月額980円の有料版をおすすめします。
「Magisto」
Magistoは「動画マーケティングの加速」をテーマに、ビジネスシーンでの動画制作を目的としたアプリです。
簡単な操作で素早く動画を作成できるため、急な広告動画などにも活用できます。またMagistoのネイティブブレーヤーをとおして自社サイトや広告ページに動画を埋め込めるため、動画配信の効果測定を行える点が強みです。
他にもAI搭載ビデオエディタを活用でき、編集作業の効率化にも効果的といえるでしょう。プランは月額4.99ドル〜用意されており、企業の活用におすすめできるアプリとなります。
「FilmStoryPro」
FilmStoryProは簡易的な動画制作から凝った編集作業まで、さまざまな用途で活用できるアプリです。
スライドショーは好きな動画や写真を選択し、BGMを加えるといった2ステップのみで作成できます。動画のつなぎ目であるトランジションは自動で埋め込まれるため、高度な作業を必要としない点が特徴です。
また設定項目も一括で変更できる仕様のため、無駄な作業を省きたいと考えている方には適したアプリといえるでしょう。費用も買い切り型の490円となり、有料版の導入として活用できます。
「CuteCUTPro」
CuteCUTProはCuteCUTの有料版となり、時間制限やウォーターロゴの非表示など、無料版をより快適に活用できるようにしたアプリです。
費用は買い切り型の730円となり、月額料金をかけずに使用できる点が特徴になります。
基本的な編集機能は備わっているものの、他の有料アプリと比べハイクオリティな動画制作には適していません。
そのためCuteCUTを無料で試した後、機能面や操作性で問題ない場合にCuteCUTProの購入をおすすめします。
「VivaVideoPro」
VivaVideoProは見やすい編集画面に加え、動画の自動編集機能を兼ね備えたアプリです。
初めて動画編集する方でもすぐに操作ができ、時間をかけずにセンスのある動画を作成できるでしょう。
また豊富な素材や機能が備わっているため、慣れればハイクオリティな動画制作も問題なくできます。
費用も月額280円と比較的手を出しやすい価格帯のため、有料ではあるが「試しに活用してみたいと」考えている方にはおすすめです。
適切な動画制作アプリを活用しよう
動画制作アプリを活用すれば、初心者の方でも簡単に動画を作成できます。ただしアプリによって機能や対応する媒体に違いがあるため、求める動画を作成できるかについては事前に確認しましょう。
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早稲田大学先進理工学部応用物理学科を首席卒業後、同大学院を修了。大学院在学中に開始した「ブレイクスルー佐々木」チャンネルにて、登録者を90万人まで増やし、教育系YouTuberとして台頭。2020年10月に株式会社Lugiaを創業し、YouTubeなどのWebを活用したコンサルティング事業を行う。