2022.06.08

YouTubeの検索結果に自分の動画やチャンネルが出てこない原因を解説

YouTubeでチャンネルを作成し動画を公開したものの、「自分のチャンネルや動画が検索結果に出てこない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。検索結果に表示されないことにより、再生回数や登録者の伸びに大きく影響します。

検索結果に表示されない原因は複数考えられ、根本的な理由を認識したうえで対処する必要があります。

そこで本記事では、YouTubeの検索結果にチャンネルや動画が出てこない原因、そして改善方法について解説していきます。

検索結果はシークレットモードで確認する

YouTubeで自社が運営するチャンネルや動画を調べる際は、シークレットモードで確認するようにしましょう。

シークレットモードはプライベートプラウジングとも呼ばれ、Cookieや閲覧履歴などの情報を一切保存しない状態のことです。

対して自身のアカウントでログインする通常のブラウザモードは、自動的に検索結果が最適化されている状態となり、正確な結果を判断できません。

そのためシークレットモードを活用し第三者として検索結果を確認する必要があります。

シークレットモードのやり方は、YouTubeをスマホアプリ版とPCで見る場合で異なるため、それぞれ解説していきます。

【スマホアプリ版】シークレットモードの設定方法(iPhone・Android)

スマホアプリ版のYouTubeでシークレットモードを使用するためには、まず右上のアイコンマークをクリックしてください。

その後、「シークレットモードを有効にする」をクリックするとシークレットモードが使用できます。

【PC】シークレットモードの設定方法

PCではスマホアプリ版のようにYouTube内でシークレットモードを有効化することができません。そのため、利用しているブラウザのシークレットモードを利用していきます。

シークレットモードを簡単に利用するために、Google Chromeをブラウザとして使用していきましょう。

Google Chromeでシークレットモードを使用するには、以下のショートカットキーを用いましょう。

  • Windows、Linux、Chrome OS の場合: Ctrl+Shift+n キー。
  • Mac の場合: ⌘+shift+n キー

 

これでブラウザのシークレットモードを使用し、YouTubeを開いて自身のYouTubeチャンネルが出てくるかを確認していきましょう。

シークレットモードを活用しても自身のチャンネルが見つからないという方は、以降で紹介する内容を踏まえた上で再度確認するようにしてください。

YouTubeで自分のチャンネルが検索結果に出てこない原因

まずはチャンネル名が検索結果に出てこない原因について、以下の4つから解説していきます。

  • よくあるチャンネル名である
  • チャンネルを作成したばかり
  • チャンネル名を含んだ動画を公開している
  • ニッチなキーワードを含んでいる

 

よくあるチャンネル名である

同じチャンネル名が多いと、自身のチャンネル名で検索しても検索上位に表示されないことがあります。

YouTubeでは検索語句との関連性からランキング化しており、各チャンネルの更新頻度や再生時間など、さまざまな項目から評価する仕組みです。

そのためチャンネル名が被っている場合は、よりYouTubeに評価された方が検索上位に表示されます。

仮に同名のチャンネルが多く自社よりも伸びている場合は、簡単には順位を追い越せません。したがって長期的に対策し続けるか、名前が同一にならないようオリジナルのチャンネル名を設定し直すようにしましょう。

チャンネル名の変更方法はこちらの記事で解説しています。

【初心者向け】伸びるYouTubeチャンネルの作成方法と初期設定を徹底解説|YouTubeを伸ばすコツも紹介

チャンネルを作成したばかり

YouTubeではチャンネルを作成したばかりの場合、検索結果は即座に反映されるわけではありません。これはYouTube視聴者の視聴履歴が蓄積されないことからおすすめをするために十分なデータがない状態となるためです。

よくあるケースとして、作成日や作成した翌日に確認できないと悩まれている方がいらっしゃいますが、どのチャンネルでも反映に数日程度は必要です。

したがって期間を空けてから再度確認するようにしましょう。

チャンネル名を含んだ動画を公開している

チャンネルがいつの間にか検索結果に表示されなくなった場合、原因としてチャンネル名を含んだ動画を公開していることが考えられます。

例えば「ガジェットブログ」というチャンネル名の場合、「ガジェットブログの紹介」という動画を公開していると、チャンネルよりも動画のほうが表示されやすくなります。

そのためどんなにチャンネル評価を高めたとしても、動画が優先して表示される状態に陥ってしまうでしょう。

このような状態を回避するためには、公開する動画ではチャンネル名を含めないようにすることが重要です。

ニッチなキーワードを含んでいる

前述までの条件を満たしているがチャンネルが表示されない場合は、ニッチなキーワードを含んでいることが考えられます。

YouTubeでは、ユーザーが求めている動画ほど検索上位に表示する仕組みです。そのため明らかに検索回数が少ないキーワードでは、需要がないと認識されていて検索上位に表示されていない可能性があります。

また「70代の男性」などターゲットを絞りすぎている場合も、需要は低いといえるでしょう。

ただしYouTubeではターゲットに向けてキーワードやテーマを絞り込むことは重要なため、検索ボリュームや検索結果から適切であるかを判断することが大切です。

YouTubeでチャンネルが検索結果に出てこない際の見つけ方

自社チャンネルがどうしても検索結果に表示されない場合には、以下の方法から見つけられます。

  • チャンネルIDで検索する
  • 検索フィルタで検索する

 

上記で見つけられない場合はそもそも正常に公開できていない可能性があるため、初期設定から再度見直しましょう。

チャンネルIDで検索する

1つ目の見つけ方は、チャンネルIDから検索する方法です。

チャンネルIDは各YouTubeチャンネルに割り振られた数列のことを指し、チャンネル名が同一の場合でもIDは必ず異なります。

そのためID検索であれば、どのチャンネルでも確実に見つけられるでしょう。

チャンネルIDの確認方法は以下になります。

自身のYouTubeアカウントにアクセスし「設定」をクリック。

左のメニュー欄から「詳細設定」を表示。その後、チャンネルIDを確認。

検索フィルタで検索する

2つ目の見つけ方は、検索フィルタを活用して検索する方法です。検索フィルタでは以下の条件から、検索結果の絞り込みを行えます。

  • アップロード日
  • タイプ
  • 時間
  • 特徴

検索フィルタを表示させるには、検索欄の下にある「フィルタ」を選択しましょう。

またタイプのなかから「チャンネル」を選択すると、チャンネルに絞った検索が行えます。そのため自社チャンネルに当てはまる項目を選択することで、効率良く自社チャンネルを見つけられるでしょう。

YouTubeで自分の動画が検索結果に出てこない原因

続いて動画が検索結果に出てこない原因について、以下の6つから解説していきます。

  • タイトルにキーワードを含んでいない
  • 説明文(概要欄)にキーワードを含んでいない
  • タグ・メタタグにキーワードを含んでいない
  • サムネイルのクリック率が低い
  • 視聴者維持率が低い
  • いいね・コメントが少ない

 

動画タイトルにキーワードを含んでいない

検索結果に表示されない原因として最も挙げられることが、動画タイトルにキーワードを含んでいないなど、適切なキーワード対策を行えていない点です。

YouTubeは動画とキーワードの関連性や動画のパフォーマンスからランキング化して検索結果に反映していると伝えましたが、なかでも検索キーワードの対策は最重要項目となります。YouTubeの検索結果においては、タイトル、説明欄、タグの順で評価されると言われます。

仮に表示させたいキーワードを含めていない場合には、早急に対応しましょう。またキーワードを含める際は、以下のポイントを意識することが重要です。

  • タイトルの前方にキーワードを配置している
  • キーワードの検索ボリュームが多い
  • サジェストキーワードと組み合わせている

 

配置箇所が前方であるほど関連度は高いと判断される傾向があるため、できるだけタイトルの冒頭に含めましょう。

説明文(概要欄)にキーワードを含んでいない

タイトルにつづいて考えられることは、説明文(概要欄)におけるキーワード対策です。

YouTubeではタイトルだけでなく、説明文(概要欄)の内容も検索結果に影響を与えます。そのため説明文にも対策するキーワードを含め、しっかりと関連性があることをアピールしましょう。特に冒頭部分に入れるのが良いとされます。

またタイトルに含められなかったキーワード、そして関連語句やサジェストキーワードを積極的に含めると、より検索上位に表示されやすくなります。

説明文の内容が上手に定まらない場合には、上位表示している競合動画を参考に考えることも効果的です。

タグ・メタタグにキーワードを含んでいない

説明文と合わせて確認すべきことは、タグ・メタタグにおけるキーワード対策です。

タグ・メタタグとは動画に設定できる単語やフレーズのことをいい、動画内容やジャンルをYouTubeに伝達する役割をもちます。

タグがないからといって検索結果に表示されないわけではありませんが、設定すると関連動画に表示されやすくなり、結果的に検索順位にも良い影響を与えます。

したがって基本的にはどの動画でも設定するようにしましょう。

タグを設定するには、以下の手順です。

まずはYouTube Studioにアクセスし、左のメニュー欄から「コンテンツ」をクリック。

該当する動画のサムネイルをクリックし、動画の詳細ページを表示。

下にスクロールし、年齢制限の下にある「すべて表示」を選択すると、新たな設定項目が表示。

タグ欄に該当するキーワードを入力すれば設定完了。

サムネイルのクリック率が低い

前述まではキーワード対策に関する内容でしたが、その他の原因としてサムネイルのクリック率が挙げられます。

クリック率とは自身の動画が視聴者におすすめ表示され、その後サムネイルが実際にクリックされた割合を示す指標です。

仮にクリック率が低い場合、YouTubeは「ユーザーから興味を持たれていない動画」と認識するため、検索結果に表示されづらくなります。したがってユーザーの興味を引き、実際に視聴したいと思わせるようなサムネイル作成を意識しましょう。クリック率が10%を超える動画は多くのユーザーに見られる可能性が高くなります。

また、サムネイルの他に動画タイトルも重要な要素であり、クリックされるタイトルの付け方を意識するようにしましょう。

視聴者維持率が低い

視聴者維持率も検索結果に影響を及ぼす要素の一つです。

視聴者維持率とは、視聴者が動画を再生した時間の割合を示す指標となり、ユーザーの興味度が分かります。

そのため視聴者維持率が低いと興味度が弱く、検索結果では上位に表示されづらくなるでしょう。視聴者維持率は、10分の動画で40~50%以上になると良いとされます。

また離脱の多い動画はチャンネル全体にも影響を与えるため、以下のポイントを意識して視聴者維持率を対策することが重要です。

  • 動画の最初に、全体のダイジェストを加える
  • 無駄な箇所をカットし、動画のテンポを上げる

 

いいね・コメントが少ない

最後に考えられる原因は、いいねやコメント数が少ないことです。

いいねやコメントが多いと「ユーザーから人気のある動画」と認識され、YouTubeの評価が高まります。

そのためアクションの多い動画が競合の場合は、自社動画でもいいねやコメント数を増やす対策が欠かせません。

対策方法は動画内で直接促すことが効果的なため、積極的に視聴者とのコミュニケーションを図っていきましょう。

これまでYouTubeの検索結果に自分の動画が出てこない原因をお話ししましたが、YouTube検索において上位表示をされれば簡単に発見することができます。

YouTubeの検索結果に上位表示させる施策(YouTube SEO)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。再生回数を伸ばすためにも重要な方法です。

YouTube SEOとは?動画制作のポイントも合わせて解説

YouTubeで動画が検索結果に出てこない際の改善法

基本的に検索結果の上位に表示されない動画は、YouTubeからの評価が低いと考えましょう。そのため以下の3つを意識し、しっかりと評価されるように対策することが重要です。

  • 競合を調査する
  • ロングテールキーワードを活用する
  • ハッシュタグを活用する

 

競合を調査する

公開している動画が検索結果に表示されない場合、大半は類似チャンネルが多く、自社動画の検索順位が低い状態です。そのため競合を調査し、よりターゲットを絞った対策が効果的となります。

具体的には対策しているキーワードを再度見直しましょう。

例えば脱毛サロンが「美容」というキーワードを対策している場合、まずはより自社と関連性の高いキーワード選定が必要です。

「医療脱毛」や「脱毛サロン」など、できるだけ具体的なジャンルを選び、そのうえで自社が検索上位に表示できるのか調査しましょう。また、競合を調査する際に参考動画を選ぶ基準としては、「再生回数 > 登録者数」となるような動画を選ぶことをおすすめします。

こういった動画はYouTube検索でも優遇を受けやすいキーワードを効果的に活用している場合が多いため、積極的に参考にしていきましょう。

ロングテールキーワードを活用する

対策キーワードを考える際は、ロングテールキーワードの活用が効果的です。

ロングテールキーワードとは、3語以上の組み合わせから作られたキーワードを指します。検索ボリュームは少ないものの、競合が少なく検索上位に表示させやすい点が特徴です。

例えば「脱毛サロン」だけでは競合が多い場合、以下のようなキーワードが該当します。

  • 「脱毛サロン おすすめ メンズ」
  • 「脱毛サロン 安い なぜ」
  • 「脱毛サロン 効果 期間」

 

上記のようなキーワードを対策することで効率良く競合を絞り込め、検索上位化が一気に近づくでしょう。

特にチャンネルを作成したばかりの状態はYouTubeからの評価が低いため、最初はロングテールキーワードの対策から行うことをおすすめします。

サムネ・タイトルと動画内容を一致させる

サムネ・タイトルと動画内容を一致させることも大切です。これらの情報が一致していない、いわゆる「釣りサムネ」の状態には、すぐにユーザーの離脱を引き起こします。

そのため、ユーザーが期待している動画コンテンツを適切に提供することだけでなく、それをサムネ・タイトルで正しく表現することが大切となります。

このようにYouTubeの検索結果に上位表示させるには検索キーワードが重要になってきます。YouTube SEOにおける検索キーワードの重要性について詳しく知りたい方は、こちらも記事もご覧ください。

YouTube SEOにおける検索ワードの重要性とは?選び方や対策ポイントを解説

YouTubeの検索結果に出てこない場合は適切な対策を

検索結果にチャンネルや動画が表示されない原因は、適切な対策を行っていないことが主な理由です。

本記事で紹介した内容はYouTube SEOとも呼ばれ、YouTube上での検索結果上位表示を目的とした対策の一部になります。チャンネルを伸ばすうえではYouTube SEOが欠かせない要素となり、正しい知識にもとづく対策が重要です。

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