2022.01.31
【2022年版】動画制作の相場はいくら?|用途・作業項目別にその料金と安くするポイントを紹介
「動画制作を突然することになってしまった」
「でも、動画制作って一体どれくらいの費用が掛かるの?」
そんな状況で悩んでいませんか?難しそうではありますが、実は動画制作の費用は、それほど複雑に決まるものではなく、要点を押さえればすぐに理解することができます。
この記事では動画制作の費用がどれくらい掛かるのか、どうすれば制作費用を安くできるのかについて詳しく解説していきます。初めて動画制作を企画しているという方はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
動画制作費用は相場はどう決まる?
動画制作に掛かる費用というのは、細かく分けると複雑になってしまいます。どれぐらいの相場か全くわからないという方のために、どうすれば制作コストが決まってくるのかまず説明していきましょう。
動画制作に掛かる費用をシンプルに表すと
- 動画の長さ
- オリジナリティ
の2つを掛け算することで大まかなコストが見えてきます。
動画の長さが変わると、当然仕事量が増えてしまいます。15秒のYouTube広告動画を作成するのと、2時間の映画を作成するのでは掛かる労力が大きく変わるのは、容易に想像できるでしょう。
オリジナリティにも同様のことが言えます。例えば、フリー素材の写真を動画に取り入れる場合とカメラマンに撮影してもらったオリジナルの写真を動画に取り入れる場合では、当然、カメラマンに撮影してもらった写真を動画に取り入れるほうが価格が高くなってしまいます。
このように動画の長さとオリジナリティの2つの側面で動画制作費用は決まってくるのです。つまり、動画の長さが長くてもオリジナリティの低い動画であればそれほど費用がかかりませんし、反対に動画の長さが短くても、こだわりを盛り沢山詰め込んだ動画の場合は費用がとても高くなってしまうということです。
動画制作費用の内訳
動画制作に掛かってくる費用について細かく見ていきましょう。費用の内訳について理解できるようになると、動画制作を依頼する際にコストを削減する方法が見えてきます。費用を抑えて、いい動画を作るためにも次に紹介するポイントを押さえておきましょう。
動画制作費用の内訳は大きく分けて下記の5つです。
- 企画・シナリオ作成
- 撮影
- アニメーション・CG
- ナレーション
- 編集
企画・シナリオ作成
企画やシナリオ作成の工程では、脚本作成、スケジューリングなどをディレクターが行います。この工程では、打ち合わせや脚本作成に人件費が掛かってきます。企画・シナリオ作成は、今後の制作工程のスケジュールを決めたり、どのような表現を使うのが効果的かを検討したりといった点でとても重要な要素です。
この時点での方向性が曖昧な場合、その後の撮影や編集といった工程で無駄が出る可能性が高く、万が一途中で方向性が変わってしまうと余計な費用が掛かってしまいかねません。見えにくい部分なので費用をついつい削減してしまいがちな部分ですが、動画の完成度を上げるためには必要な工程だと考えておきましょう。費用相場としては10万円~50万円ほどになります。
撮影
動画で実写映像、写真を使いたい場合は撮影のコストが掛かってきます。撮影コストの内訳は、カメラマンやアシスタントなどのスタッフの人件費やカメラ・照明・マイクなどの機材費に大きく分けられます。
人件費の相場は1日あたり3〜30万円程度。撮影に加わるスタッフの人数で決まってきます。1人当たり3万円程度を想定しておくといいでしょう。機材費の相場は1日あたり5〜30万円ほど。使用するカメラやマイク、照明などのグレードや台数によっても掛かってくる費用が大きく変わってきます。
動画の大半が実写映像で構築されている場合は、全工程の中でも最も高い金額になるでしょう。
アニメーション・CG
動画にアニメーションを加えたり、CG(コンピューター・グラフィックス)を加えたりする場合、それらの制作費用が掛かってきます。
IT系のサービスやアプリの紹介動画などでは、複雑なサービスの内容をわかりやすく解説するために、モーショングラフィックスと呼ばれるアニメーションや3Dアニメーションを用いるケースが増えています。アニメーションの場合、どれぐらい複雑なアニメーションをさせるのかによって費用が大きく変わってきます。アニメーションの場合は1分あたり30〜200万円を目安にするといいでしょう。
アニメーションよりも実写に近いイメージで動画を作成したい場合はCGを用いる場合もあります。CGの場合は1分あたり100万円前後が相場とされています。
ナレーション
動画にナレーションを入れたい場合はナレーション費用が掛かってきます。
採用するナレーターのレベルでも費用は変わります。また、読み上げる言語によっても費用が変わる傾向があり、日本語よりも外国語のほうが一般的には割高です。
ナレーションを作成する場合、400文字の読み上げで1~3万円程度の費用がかかります。スタジオ収録などで高音質な録音をする場合は、1時間あたり5~7万円程度を想定しておくといいでしょう。
編集
撮影した映像などを切り貼りして、最終的な動画に作り上げる工程が編集作業です。
編集の作業ではテロップを入れたり、効果音を入れたりしていきます。編集に掛かる人件費の他に、挿入する画像やイラスト、効果音やBGMの購入費用も掛かってきます。
編集は、これまでの段階で準備してきた要素を組み上げていく工程ですが、編集者の意図次第で大きく動画の印象が変わってくる部分です。
編集はこだわればこだわるほどクオリティが上がるのは事実ですが、費用がかさんでしまう部分でもあります。どこまでの編集が必要かを見極めなければなりません。編集に掛かる費用は5〜25万円程度を想定しておくといいでしょう。
動画制作会社とフリーランスでも費用相場やメリット・デメリットは大きく変わる
ここまで、動画制作にかかる費用の内訳について解説してきましたが、動画制作会社に依頼する場合とフリーランスに依頼する場合とで大きく費用感が異なってきます。
ここまで紹介してきた動画制作にかかる費用は、動画制作会社に依頼した場合の金額を紹介してきましたが、動画制作会社に依頼した場合とフリーランスに依頼した場合でどのようなメリット・デメリットの差があるのか解説していきましょう。
動画制作会社に依頼した場合のメリット・デメリット
動画制作会社に依頼した場合のメリットには、次の2つが挙げられます。
- 企画から編集までの総合的な依頼がしやすい
- クオリティが担保されやすい
動画制作会社であれば、組織での活動が前提です。制作会社内には、カメラマンや編集者などそれぞれ専門のスタッフが常駐している場合がほとんど。そのため、企画から編集まですべてまとめて依頼することができます。また、仕上がった動画も複数の目で見られるため、一定の品質を確保しやすくなっています。
デメリットには、次の2つが挙げられます。
- 制作期間が長くなりやすい
- 費用が高くなりやすい
組織での制作となると、スケジュール調整が複雑化してしまいます。そのため、依頼から納品までの期間が長くなりがちです。また、制作会社に依頼した場合は、フリーランスに依頼した場合と比べると割高になってしまいます。
フリーランスに依頼した場合のメリット・デメリット
フリーランスに依頼した場合のメリットには、次の2つが挙げられます。
- 納期が早い場合が多い
- 費用を抑えられる
フリーランスに依頼した場合は、制作会社に依頼した場合よりもやり取りや納期がスムーズにいくケースが多くなります。費用面も制作会社に依頼した場合の60~80%程度の金額で引き受けてくることも。ただし、人気クリエイターの場合は、制作会社に依頼するよりも高くなる場合もあるので注意が必要です。
反対にデメリットには、次の2つが挙げられます。
- 信頼性が低い
- 総合的な依頼が難しい
実績などが明確に確認できないフリーランスクリエイターの場合、どの程度の実力があるのか把握が難しくなっています。値段だけで決めてしまうと低クオリティの動画が出来上がる可能性もあるので注意が必要です。
フリーランスの場合、企画から編集まですべて一貫して依頼するのは難しくなっています。企画、撮影、編集のそれぞれで別々のフリーランスクリエイターを採用するなど、管理面での手間が発生する可能性が高いので、フリーランスに依頼する場合は、編集だけといったスポットでの採用をおすすめします。フリーランスへの依頼は、クラウドソーシングのようなサービスを使って依頼するのが一般的です。
会社紹介動画の制作にかかる費用相場
ここからは具体的な動画制作にかかる費用の相場について見ていきましょう。
プロモーション動画の制作にかかる費用相場
サービスや商品紹介の動画を3分程度の長さで作成した場合、どのぐらいの費用がかかるのか見ていきましょう。スタッフ数の目安も紹介していくので参考にしてみてください。
依頼形式 | スタッフ数 | 総合費用 |
---|---|---|
インタビュー+実写撮影 | ディレクター1人、カメラマン1人 | 30万円~ |
アニメーション+ナレーション | ディレクター1人、ナレーター1人 | 100~200万円 |
スタジオ撮影+アニメーション+ナレーション | ディレクター1人、カメラマン1人、タレント1人、ナレーター1人 | 200万円~ |
YouTubeの動画制作に掛かる費用相場
10分程度の動画制作を依頼するレベルに応じて見ていきましょう。YouTubeの場合は撮影を自分で行い、編集だけ依頼するというケースが多くなっています。編集だけ依頼するという場合は、費用はとても安く済みます。
テレビレベルの高画質高品質の動画を撮影する場合は、下記の価格帯よりも金額が跳ね上がるので注意。最近では、動画運用のコンサルティングを行う制作会社も増えており、動画運用を依頼する場合はさらに費用が掛かります。
依頼形式 | スタッフ数 | 総合費用 |
---|---|---|
企画・構成+自主撮影+編集 | – | 1~3万円 |
企画・構成+自主撮影+編集 | ディレクター1人 | 5~10万円 |
企画・構成+撮影+編集 | ディレクター1人、カメラマン1人 | 30~100万円 |
動画制作に掛かる費用を安くするポイント
動画制作を外注するなら、できるだけ費用は抑えたいところですよね。ただ安くするだけなら簡単ですが、必要十分な訴求力をもった動画を制作したいのであれば、どこをどう削ればいいのか見極める必要があります。クオリティを保ちつつ費用を削減したいという方のために、費用削減に役立つ5つのポイントを紹介していきましょう。
- 動画を短くする
- 撮影をなくす・減らす
- アニメーション・CGを使わない
- ナレーションを使わない
- 動画に合わせた制作会社を選ぶ
動画を短くする
冒頭でもお伝えしたように、動画の制作費用は最もシンプルに表すと「動画の長さ × オリジナリティ」になってきます。繰り返しになりますが、動画を短くすることは動画制作のコスト削減に直結するのです。
動画を短くするにはどうすればいいのかというと、動画で伝えたいことはなにかをしっかりと整理することが大切です。動画の要点がまとまっていてシンプルであれば、視聴者も内容を理解しやすくなり、さらに視聴時の集中力もアップします。だらだらと長い動画は誰も見たいとは思いません。動画を短くすることは訴求力のアップ、費用の削減の両方に繋がるので、一番最初に取り組みたいポイントです。
撮影をなくす・減らす
できるだけ撮影を短くすませることも費用削減に効果的です。そのカットが本当に必要なのか見極めるだけで、2日掛かる撮影が1日で終わるかもしれません。それだけで数万円の費用を削減できる場合もあります。
また、実写で表現しようとしている部分を、写真1枚と簡単なテロップに置き換えても成り立つ場合もあります。このようなケースはよくあるので、そういった小さな積み重ねで撮影に掛かる費用を大幅に削減できる場合も。ディレクターとの打ち合わせ時には、置き換えができないかどうか相談してみてください。
アニメーション・CGを使わない
アニメーションやCGは、数秒でも制作に時間がかかってしまいます。当然、できるだけ使用頻度を減らしたほうが費用は削減できます。
アニメーションの場合は、シンプルな動きに変更するなどでも、制作に掛かる時間が変わってきます。また、完全オリジナルのアニメーションを使用するのではなく、フリーイラストにアニメーションをつける方法もあるので、アニメーションを使う予定であるなら確認するようにしてみてください。
ナレーションを使わない
ナレーションの費用は、読み上げる文字数で決まってきます。そのため、読み上げる文字数を減らすことで費用の節約が可能です。また、ナレーションを使わなくても、テロップを入れるだけで動画の内容が十分伝わる場合があるので、ナレーションが絶対必要!という箇所のみにナレーションを絞るだけでも費用を抑えられます。
動画に合わせた制作会社を選ぶ
世の中には動画制作会社がたくさん存在しています。しかし、すべての動画制作会社が同じような制作を得意としているか…というとそうではありません。動画制作会社ごとにそれぞれ得意・不得意なジャンルがあります。
例えば、A社はアニメーションが得意なスタッフが多く、アニメーションは得意であっても、実写の撮影はスタッフが少なく苦手というケースもあります。そのような場合は、別の制作会社に委託するという場合も。そうなってくると、外注費用が請求に加算され、価格が高くなってしまいます。
このような事態を避けるためにも、制作する動画のジャンルを得意としている制作会社に依頼するのがクオリティ面においても、費用面においても大切となってきます。そのためには、制作会社のHPでこれまでの実績を確認することが重要です。
相見積もりを取ることも大切
ここまで動画制作の費用相場や費用削減のポイントについて紹介してきました。最後にもう1つ大切なポイントを紹介します。それは、ここまで紹介してきたポイントを理解した上で、いくつかの動画制作会社に見積もりを出すということです。
なぜなら、見積もりをとったのが1社だけだと、極端に高い見積もりや制作会社との相性、担当者の当たり外れなどが出てきてしまうからです。これから動画制作を外注するという方は、費用面はもちろんですが制作会社の相性なども含めて天秤にかけるために相見積もりを取るようにしましょう。
もし、YouTubeに投稿する動画を作成するのであれば、株式会社Lugiaを見積もり先の1つに加えてみてください。株式会社Lugiaは代表のブレイクスルー佐々木自身が登録者数87万人を超えているため、YouTubeを伸ばすノウハウがかなり蓄積されています。またYouTubeだけでなくWebマーケティングに精通しているメンバーも多いため、各企業様のビジネスモデルにあったYouTube運用が可能です。毎月10社限定のZoom無料相談も行っているので、これから動画制作にチャレンジするという方は、株式会社Lugiaのライン公式アカウントを友達追加してみてください(下記のQRコードから株式会社Lugia公式LINEに追加していただければ無料相談のお問い合わせが可能です)。
下記メールアドレスからもお問い合わせ可能です。
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早稲田大学先進理工学部応用物理学科を首席卒業後、同大学院を修了。大学院在学中に開始した「ブレイクスルー佐々木」チャンネルにて、登録者を90万人まで増やし、教育系YouTuberとして台頭。2020年10月に株式会社Lugiaを創業し、YouTubeなどのWebを活用したコンサルティング事業を行う。