2022.03.25
YouTubeの伸ばし方は?再生回数が伸びない4つの原因・伸ばす5つの方法を解説!
YouTubeを運営する企業の中には、チャンネル登録者数や再生回数が伸び悩んでいることに頭を抱え、伸ばし方を知りたいと考える会社も多いでしょう。前提として、YouTubeが伸びないのは、大きく4つの原因に大別できます。
そこで本記事では、YouTubeが伸びない原因と、「チャンネル登録者数」と「再生回数」の伸ばし方を紹介します。YouTubeが伸び悩み、伸ばし方を知りたい企業はぜひ参考にしてください。
なぜYouTubeが伸びないのか?
YouTubeが伸びない原因は多岐に渡りますが、その主な理由は次の4つが考えられます。
- 投稿数が不十分
- コンテンツに一貫性がない
- 市場調査が不十分
- 運営初期でそもそも伸びにくい時期
投稿数が不十分
YouTubeが伸びない原因の多くは、投稿数が不十分なケースです。YouTubeでは動画の大量投稿が非常に大切です。
理由としては、YouTubeは独自のアルゴリズムを使用して動画をユーザーにおすすめしているからです。
効果的に視聴者に動画をおすすめし、長い時間視聴してもらうことがYouTube側の収益にとっても重要となります。そのためYouTubeは、「そのチャンネルはどういったジャンル・内容の動画を投稿しているのか?」というデータを蓄積し、「ユーザーの興味のあるジャンル・内容」と照らし合わせて動画をおすすめしていきます。結果として、ある程度の動画投稿数が必要になってくるのです。
品質を高めることももちろん重要ですが、それ以上に動画を大量に投稿できる環境を整えることも不可欠です。
特に登録者数が1,000人を切っている時は、週2回の投稿を3〜6ヶ月を目安に続けてください。YouTubeのアルゴリズム上、大量に投稿することで長期的に成果を出しやすくなっているため質も重要ですが、ともかく量が大切なことは理解しておきましょう。
コンテンツに一貫性がない
コンテンツに一貫性のないYouTubeチャンネルは伸びにくい傾向にあります。なぜなら、YouTubeのアルゴリズムは、自社のチャンネルの発信内容と同じジャンルを視聴している視聴者におすすめされやすいからです。つまりコンテンツのジャンルに一貫性のないYouTubeチャンネルは、動画が拡散されにくくなるのです。
YouTubeでは、以下の順番でおすすめされるようになっています。
- チャンネル登録者
- チャンネル未登録者で、同じジャンルを視聴している人
- チャンネル未登録者で、同じジャンルを視聴していない人
つまりコンテンツに一貫性がなければ、一番優先順位の高いチャンネル登録者にすらクリックされる回数が減ることになります。これによってコンテンツが拡散されにくくなるので、同じジャンルでコンテンツに一貫性のある動画を投稿していきましょう。
市場調査が不十分
市場調査が不十分な場合、視聴者に刺さらないコンテンツを投稿している恐れがあります。YouTubeもユーザー数が増えてきたことでチャンネル数も増えており、ただ動画を投稿するだけでは成果を出しづらくなっています。
そのため市場調査によって「どのようなジャンルに、どのようなニーズがあるのか」を見極め、それに沿ってチャンネルを設計する必要があります。
運営初期でそもそも伸びにくい時期
運営初期であれば、そもそも伸びにくい時期である可能性もあります。YouTubeは成果が出るまで、週2回の投稿を続けても、3〜6ヶ月以上かかります。たとえば運営してから1ヶ月程度であれば、今は伸びないことにそこまで頭を悩ませる必要はありません。
YouTubeは、正しい運用で質の高いコンテンツを積み上げていくと徐々にチャンネルの評価が高まっていき、一定期間を過ぎると「伸びる時期」がやってきます。そのため、現状運営から3ヶ月未満で週2回以上の投稿を続けられているのであれば、とにかく動画を公開することに専念しましょう。
YouTubeチャンネルの伸ばし方
YouTubeチャンネルを伸ばすための方法を5つ紹介するので、伸び悩んでいる企業はぜひ参考にしてみてください。
- 大量投稿できる環境を整える
- チャンネルのテーマを明確にする
- ターゲット層を明確にする
- 「認知」と「販売」で動画を使い分ける
- SNSやWebサイトで露出を増やす
大量投稿できる環境を整える
YouTubeを伸ばすには、大量に動画を投稿する環境を整えることが重要です。継続的に動画を投稿できる環境を作るためにも、次のような点を意識してみてください。
- 自社でスタジオを用意する
- 台本のテンプレートを作る
- 対策するキーワードと、投稿スケジュールを長期的に組む
- 動画の制作を外注する など
特に動画編集はかなり時間がかかるため、ここを外注するのもおすすめです。株式会社Lugiaでは、動画編集を含む制作をしておりますので、リソース不足の企業様はぜひご検討ください。
チャンネルのテーマを明確にする
コンテンツに一貫性をもたせ、チャンネルのテーマを明確にしましょう。先ほど述べた通り、YouTubeのアルゴリズム上、チャンネルのテーマに一貫性があるほどおすすめで表示されやすくなります。
さまざまなジャンルで動画を投稿するのではなく、まずは1つのテーマに絞って動画を投稿することをおすすめします。
ターゲット層を明確にする
チャンネルのテーマに一貫性をもたせるのと同時に、ターゲット層も明確にしましょう。YouTubeのアルゴリズム上、あるジャンルをよく視聴しているユーザーには、同じジャンルの動画がおすすめで表示されます。そのため、ターゲット層が明確になると新たなチャンネル登録者を獲得しやすくなります。
「認知」と「販売」で動画を使い分ける
チャンネル登録者数を直接伸ばす方法ではありませんが、企業が運営するのであれば「認知」と「販売」で動画を使い分けるようにしましょう。
認知目的の動画は、ユーザーに自社や製品を知ってもらうためのものです。ユーザーの悩みや不安などを解決して、視聴者を獲得できる動画を作りましょう。特に、自社の専門知識を活かした動画は、ユーザーから信頼を獲得しやすくなります。
一方で販売目的の動画は、その名の通り商品を買ってもらうためのものです。商品の機能や価格、競合商品との違いを説明することで、自社製品の価値を知ってもらいます。この動画を視聴するユーザーは、Web上で自社製品を知ったあと、実際の使用感が気になって見ている可能性が高くなっています。そのため、文字では伝えにくい、動画ならではの視覚で訴えられるコンテンツを意識しましょう。
SNSやWebサイトで露出を増やす
チャンネルが伸びない原因に、単に認知してもらう機会が少ない可能性も考えられます。露出を増やすためにも、SNSやWebサイトを活用してみましょう。
たとえばSNSであれば「Twitter」がおすすめです。Twitterは多くのユーザーに拡散しやすいSNSなので、動画をPRする場として適しています。
しかし、TwitterなどのSNSを活用して宣伝・拡散するときに注意が必要となります。他メディアからYouTubeへリンクを飛ばし、再生回数・登録者数UPを狙っても、他メディアから流入した人は離脱率が高いため、YouTubeでの視聴者維持率が減少する可能性があります。
結果的にYouTubeチャンネルに低評価が下され、動画が全く伸びなくなる原因になります。そのため、SNSを活用する場合は、SNSの濃いファン層への限定的な宣伝、もしくはYouTubeの登録者数がある程度大きくなってからが良いでしょう。
また、Webサイトのページにも動画を埋め込むと、自社がYouTubeチャンネルを運営していることを認知してもらいやすくなります。このように露出する機会を増やして、チャンネル登録者数を伸ばすための施策を実行してみましょう。
YouTube動画の再生回数の伸ばす5つの方法
続いて、YouTubeの再生回数を増やすためにできることを紹介します。
- タイトルに検索キーワードを設定する
- サムネイルで視聴者の興味を惹く
- タグを設定して関連動画に表示させる
- 最初の30秒を重視する
- シリーズ作品をつくる
タイトルに検索キーワードを設定する
YouTubeでは視聴者が検索ボックスにキーワードを入力して、動画を探します。つまり動画を投稿するときは、タイトルに検索キーワードを入れて、動画検索に引っかかるようにしましょう。
YouTubeの検索キーワードは、抽出できるツールがあります。数多くのYouTubeキーワード抽出ツールはありますが、おすすめはAhrefsのYouTube Keyword Toolです。無料で検索ボリュームまで調べられるので、企業のチャンネル運営には必須のツールです。
また、CTR(クリック率)を上げるためにも【】(隅付きかっこ)を使うのもおすすめです。「【YouTubeを伸ばしたい方必見!】再生回数を増やすための~」のように使うと、視認性を上げられ、視聴者の興味を引きやすくなります。
サムネイルで視聴者の興味を惹く
サムネイルは、動画のCTR(クリック率)を上げるための非常に大切な要素です。動画の内容を簡潔に伝え、視聴者の興味を引くようなサムネイルを作成しましょう。
サムネイルは基本、シンプルにするのがおすすめです。「あれもこれも」と多くのメッセージを1つのサムネイルに盛り込むと、得てして何を伝えたいのかわからなくなってしまいます。
サムネイルを作成するときにおすすめなのが、類似するチャンネルで再生回数の多い動画を参考にすることです。再生回数の多い動画はサムネイルも魅力的なものが多いので、視聴者を惹きつけるデザインを分析し自社でも応用すると、上手に作れるようになります。
タグを設定して関連動画に表示させる
YouTubeに動画をアップロードする際にタグを設定できます。このタグはYouTube検索結果や関連動画に表示させるための重要な要素なので、しっかり考えて設定するようにしましょう。
企業チャンネルの場合、次のようなタグを設定するのがおすすめです。
- ターゲットとなるキーワード
- 会社名
- 商品名
ただし、自社の会社名や商品名のタグの割合が大きくなると、自社YouTubeチャンネル内動画では関連動画に表示されやすくなるものの、ほかのチャンネルでは表示されにくくなります。このバランスは、自社がどのようなトラフィックからの流入を大切にしているかによって、会社名や商品名などのタグの割合を変えるようにしましょう。
最初の30秒を重視する
動画の冒頭30秒は、視聴者がそのコンテンツを見るかどうかの重要なシーンです。なぜならYouTubeには関連動画の魅惑が大きいため、冒頭30秒で視聴者をつかめないと、すぐに離脱されてしまうからです。
以下の画像をご覧ください。最初に視聴者維持率は少々減少したものの、それ以降は冒頭30秒(青色の箇所)から動画の最後まで緩やかに低下するにとどまっています。
そのため、冒頭30秒を制すれば、視聴者維持率を高い値に保たせることが可能なのです。そこで、冒頭30秒で視聴者の離脱を防ぐためにも、次のような施策を実行してみましょう。
- 「サムネイル」「タイトル」と「冒頭30秒の内容」に乖離がない
- 冒頭30秒で動画の結論を伝えている
- 冒頭から本編を開始する(余計な雑談をしない) など
逆に冒頭30秒で視聴を維持できれば、そこから大幅な離脱は減っていきます。視聴者の興味をつかんで視聴者維持率を上げていくためにも、特に冒頭30秒の内容は離脱しないための、最大限の工夫を凝らすようにしましょう。
シリーズ作品をつくる
YouTubeの視聴者はとある動画を視聴したのち、関連動画から同じようなジャンルを選ぶ傾向にあります。つまりシリーズ作品をつくっておくことで、関連動画からさらに自社の動画を見てくれるようになり、総再生回数を伸ばすことが可能となります。
コツは「1動画=1テーマ」です。1本の動画に複数のテーマを盛り込むのではなく、1つに絞ってシリーズ化します。そうすると、関連動画からさらに視聴してくれるようになり、チャンネルの評価も上がっていきます。
ただし、シリーズ作品から直接商品購入につなげるのは難しくなっています。あくまでシリーズ作品は認知獲得ためと割り切り、ユーザーの不安や悩みなどを解決するコンテンツをつくってみましょう。
伸びない原因を知り最善の改善策を実行しよう
YouTubeが伸びないのは「投稿数」「チャンネル設計」「市場調査」の3つが不十分であると考えられます。YouTubeが伸び悩んでいる場合は、動画を投稿する前に、まずこれら3つを見直すことから始めましょう。
また本記事では「チャンネル登録者数」と「再生回数」の2つの伸ばし方を紹介しました。自社のチャンネルで不足するものがあれば、ぜひ実践してみてください。
本記事をご覧になっておわかりになると思いますが、YouTube運営は「どれだけノウハウをもっているか」で左右されます。株式会社Lugiaでは、チャンネル登録者数89万人を抱えるブレイクスルー佐々木のノウハウを活かし、企画構成から動画制作、効果測定に至るまで企業のYouTubeマーケティングを支援しています。
毎月10社限定で、Zoom無料相談も承っています。ぜひ、株式会社LugiaのLINE公式アカウントを友達追加してみてください。(下記のQRコードから株式会社Lugia公式LINEに追加していただければ無料相談のお問い合わせが可能です)。
下記メールアドレスからもお問い合わせ可能です。
info@lugia.jp

早稲田大学先進理工学部応用物理学科を首席卒業後、同大学院を修了。大学院在学中に開始した「ブレイクスルー佐々木」チャンネルにて、登録者を90万人まで増やし、教育系YouTuberとして台頭。2020年10月に株式会社Lugiaを創業し、YouTubeなどのWebを活用したコンサルティング事業を行う。