2022.06.25
YouTubeを活用したマーケティング戦略と成功に導くコツを解説
YouTubeチャンネルを運用しているものの「登録者数や再生回数がなかなか伸びない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。YouTubeを伸ばすためには企画内容や編集方法だけでなく、そもそものマーケティング戦略が重要になります。
そこで本記事ではYouTubeを活用したマーケティング戦略4選や、成功に導くためのコツについて解説していきます。
まずYouTubeマーケティングについて詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧になった後に本記事を読み進めていってください。
YouTubeのマーケティングとは?顧客獲得~購入までの流れについて
目次
YouTubeにおけるマーケティング戦略の重要性
YouTubeでは何も考えず闇雲に動画を投稿していても、チャンネル登録者数や再生回数を伸ばすことはできません。なぜなら戦略のないマーケティングは実施後の検証が行えず、成功要因を次に活かすことや、失敗原因を考えられないためです。
例えばYouTubeで動画の再生回数が急激に伸びた場合、「面白そうな企画」という理由だけで動画を作ったのであれば、次回以降も抽象的な感覚しか頼りになりません。
しかし「東京都在住の30代女性に向けて、自社商品を期間限定キャンペーンで訴求」という戦略があれば、年代や訴求内容からさらなる改善点を分析できるでしょう。
このようにマーケティングでは「誰に・何を・どのように」の3要素が重要となり、YouTubeでは具体的な戦略にもとづく実行が必要になります。
YouTubeを活用したマーケティング戦略4選
つづいてYouTubeを活用したマーケティング戦略について、以下の4つから解説していきます。
- チャンネル運用
- 広告運用
- インフルエンサーの活用
- HHH戦略
チャンネル運用
YouTubeの活用で最も基本となる戦略が、自社チャンネルを運用し、動画を通して興味を持ってもらう方法です。
ターゲットとなるユーザーに向けて「役立つ情報」や「話題になる内容」を発信し、まずは自社チャンネルのファンを増やします。その後「自社商品・サービスの紹介動画」などを通して購買意欲を高め、最終的には自社サイトへ誘導する流れです。
一度投稿した動画は資産として蓄積されるため、長期的に集客効果を得られる点が最大の強みとなります。またYouTubeでは関連動画を表示するレコメンド機能があり、ターゲットに向けた明確な訴求が可能です。
ただしチャンネル運用では頻繁に動画の撮影や編集作業が必要なため、社内で行う場合は人員や時間をかけなければいけません。
株式会社Lugiaでは企業様に向けてYouTubeチャンネルの運用代行を行っています。戦略設計や動画制作を一貫して支援しておりますので、効率的なYouTubeマーケティングが実現可能ですので、お気軽にこちらの公式LINEからお問い合わせをください。
広告運用
チャンネル運用に次いで活用されている戦略は、YouTube動画の広告運用です。
費用を支払うことで広告を配信でき、さまざまな項目から詳細なターゲティングが行えます。
ターゲティング例
- ユーザーの年齢・性別・居住地
- 興味・関心のある項目
- 結婚・転職などを迎えたユーザー
- 指定したキーワードで検索したユーザー
動画はテキストよりも伝わる情報量が多く、記憶に定着させやすいことが特徴といえるでしょう。
ただし長期的な運用には多大な費用が発生するため、広告予算に余裕がなければ厳しい方法となります。また広告経由で自社チャンネルにアクセスしたユーザーは離脱率が高く、チャンネル評価が下がる可能性については注意が必要です。
インフルエンサーの活用
インフルエンサーの活用は「企業案件」とも呼ばれ、フォロワーが多く影響力のある人物を通して自社商品・サービスを宣伝する方法です。
YouTubeはユーザーとの距離を近づけられる点が特徴となり、インフルエンサーであれば効果的にユーザーからの共感を得られます。また企業が商品を紹介するよりもセールス色が弱く、自然な流れでアプローチできる点が強みといえるでしょう。
ただし扱う商品・サービスのターゲット層とインフルエンサーのフォロワー層が合致する必要があり、相性や訴求方法では細かい戦略設計が重要です。
またステルスマーケティングが発覚した場合は炎上する恐れがあるため、実施する際は注意をしましょう。
YouTube SEO対策
YouTube SEO対策とは、YouTube内の動画検索で自社チャンネルや動画を上位表示させるための対策です。
YouTubeでは検索キーワードとの関連性などから、アルゴリズムがランキング化しています。そのためYouTube SEO対策の有無によって表示順位は大きく変化するといえるでしょう。
なかでもランキングに大きく関わってくる要素が以下の3つです。
- 関連性:検索キーワードとタイトル・説明欄との関連性
- エンゲージメント:動画の再生時間など
- 品質:動画の専門性や信頼性
他にも視聴者維持率や視聴者からの反応など、さまざまな項目を対策しなければいけません。このようにYouTube SEO対策を網羅するには専門的な知識や経験が必須となるため、自社で取り組む際はプロへの依頼をおすすめします。
株式会社Lugiaでは自社チャンネル「ブレイクスルー佐々木」を登録者97万人まで伸ばしたノウハウをもとに、効果のあるYouTube SEO対策を支援しております。簡単には成果を見込めないからこそ、対策する際はぜひ任せください。こちらの公式LINEに登録いただくだけで、簡単にお問い合わせをすることが可能です。
HHH戦略
HHH戦略とはGooglegが提唱した戦略の一つとなり、動画マーケティングやコンテンツマーケティングで重要とされる3つの要素を示したものです。
- Hero動画:動画を通して認知拡大を担う
- Hub動画:動画を視聴してくれた人を取り込む
- Help動画:既存顧客の利用を促す
各々動画では上記の役割があり、3つの動画を組み合わせることで消費者活動・購入意欲の向上につながる戦略となります。
具体的には以下のポイントを意識して作成しましょう。
- Hero動画:視聴者の感情を動かすような仕掛けを組み込む
- Hub動画:自社商品・サービスの強みを打ち出す
- Help動画:視聴者の疑問や悩みを解決する
動画制作では目的の明確化が重要なため、HHH戦略にあてはめてマーケティング戦略を考えていきましょう。
YouTubeを活用したマーケティング戦略の実践手順
YouTubeのマーケティング戦略では、ただ取り組めば良いというわけではなく、以下の手順ですすめることが重要です。
- ①企画を立てる
- ②動画を制作する
- ③動画の投稿・効果測定
各々意識すべきポイントを解説していきますので、マーケティング戦略を実施する際は参考にしてください。
①企画を立てる
まずはYouTubeマーケティングの目的を明確化し、具体的な企画を立てていきましょう。
YouTubeマーケティングと一口にいっても、
- 企業の認知拡大
- 企業イメージの定着化
- 選在顧客へのアプローチ
- 自社商品の説明
- 自社商品の購入促進
など、さまざまな目的が考えられます。目的によって動画制作の方向性は異なるため、最初に細かい計画を考えることが重要です。
また目的と合わせて考えることが以下の要素です。
- 動画の訴求ターゲット
- 動画内容・ジャンル
- 動画制作の予算
- 投稿する時期・制作スケジュール
視聴者の悩みを解決できる企画でないとお問い合わせにはつながりません。そのため視聴者目線をもつとともに、再生回数が伸びる動画制作を心がけることが重要なポイントになります。
②動画を制作する
つづいて動画制作のフェーズとなります。動画では主に実写動画とアニメーション動画に分けられ、以下のステップで制作を行います。
実写動画
- 1.企画・構成
- 2.撮影
- 3.編集
- 4.MA(映像に音入れを行う作業)
アニメーション動画
- 1.企画
- 2.素材・イラスト制作
- 3.アニメーション制作
- 4.MA(映像に音入れを行う作業)
動画制作でも「企画・構成」がありますが、前項の「企画を立てる」とは異なり、動画制作に絞った具体的なスケジュール決めが目的です。
また動画制作を専門会社へ依頼する際は、以下のステップになります。
- 1.ヒアリング
- 2.提案・見積もり
- 3.制作
- 4.納品
扱う動画、依頼の有無によって手順は異なるため、動画に応じて柔軟にすすめていきましょう。
③動画の投稿・効果測定
動画制作後はYouTubeへの投稿作業、そして投稿後の効果測定を行いましょう。
動画マーケティングは投稿したら終了というわけではありません。冒頭の重要性でお伝えしたとおり、マーケティング戦略を行う目的は動画公開後の効果測定も含まれます。
本当にターゲットに向けた訴求を行えているのか、動画内容の反応は良いのかなど、確認すべき点はさまざまです。
特に短期間でYouTubeマーケティングの成果を出すには、すべての動画で高い品質を維持する必要があります。
したがって投稿した動画は1件ずつ確認し、成功・失敗要因を明確化していきましょう。
YouTubeのマーケティング戦略を成功に導くコツ
ここではマーケティング戦略の効果を最大化するポイントについて、以下の4つから解説していきます。
- 求められる情報を発信する
- 一定の期間で投稿する
- 魅力的なサムネイルを作成する
- YouTube アナリティクスを活用する
求められる情報を発信する
YouTubeマーケティングを目的とする動画では、ターゲットとなる顧客が求めている情報を発信しましょう。
企業がYouTubeに失敗する例として、自社の情報ばかりを発信してしまうケースが挙げられます。しかしYouTube上には数えきれないほどの動画があり、視聴者は興味のある動画しか再生しません。
そのため以下のポイントを押さえて、需要のある動画内容を見極めていきましょう。
- 検索ボリュームを測り、ニーズを確認する
- YouTube上でキーワードを検索し、「登録者数>再生回数」の動画企画を参考にする
YouTubeの検索結果からは数値で内容を判断できるため、チャンネルを開設したばかりの方にもおすすめの方法です。
一定の期間で投稿する
動画は最低週2回の投稿で、早くて3ヶ月、平均6ヶ月で伸びる可能性が高くなります。
なぜなら投稿日時が決まっているチャンネルほど、視聴者は生活の一部として定着しやすいからです。
例えば3ヶ月の間に12回更新するとした場合、
- 1週目に6回更新、最週目に6回更新
- 1週間に1回更新
であれば、前者はチャンネルを更新していない間に熱が冷め、興味度が低下するでしょう。また不定期で投稿すると、YouTubeのおすすめに表示されづらくなります。
このように更新回数が同じでも更新頻度によって結果は大きく異なるため、できるだけ一定の期間で動画投稿をすることを意識することが重要です。
魅力的なサムネイルを作成する
YouTubeでは動画の内容や質はもちろんのこと、サムネイルも非常に重要な役割をもちます。
なぜならYouTubeの再生回数を増やすには、そもそも視聴者に動画をクリックされる必要があり、クリック率はサムネイルの質によって変化するからです。
したがって視聴者が「動画内容が気になる」と感じる、興味を持たせるサムネイル作成が重要です。
具体的には、まず公開後24時間以内のサムネイルクリック率が10%を超えるように工夫しましょう。仮に投稿後のクリック率が低い場合は、なるべく早い段階(投稿後24時間以内)にサムネイルを変更することが大切です。
YouTube アナリティクスを活用する
YouTubeのマーケティング戦略で重要な効果測定を行う際は、YouTubeアナリティクスを活用しましょう。
YouTubeアナリティクスとは、自社チャンネルの視聴者やチャンネルに関するデータを分析できるツールのことです。Googleが提供しているため、チャンネルを持っていれば無料で利用できます。
チャンネル登録者数や再生回数など基本情報をはじめ、さまざまな要素を確認できますが、なかでも重要な指標が以下の4つです。
- インプレッション数:サムネイルが表示された回数
- サムネイルクリック率:サムネイルがクリックされた割合
- 視聴者維持率:1本の動画内でどこまで再生されたのか
- トラフィックソース:視聴者がチャンネルにアクセスしてきた経路
特にサムネイルクリック率や視聴者維持率はYouTubeの評価に影響する要素のため、原因をしっかりと考えて改善していきましょう。
しかし、これまでご紹介したYouTubeのマーケティング戦略を全て自社で実行することは困難でしょう。そのためYouTubeマーケティングを熟知しているプロに依頼することが成功への近道です。
YouTubeマーケティング戦略に乗っ取り、YouTube運用を進めていけるおすすめの会社を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
【2022年】YouTubeの運用代行会社おすすめ10選【費用と選び方を解説】
YouTubeの正しいマーケティング戦略で成功へ導きましょう
YouTubeでは「誰に・何を・どのように」を意識したマーケティング戦略によって、成功・失敗が決まるといっても過言ではありません。
ただしYouTubeの活用目的によって適する戦略は異なるため、自社に魅力をしっかりと伝えられる戦略選びが重要になります。
株式会社Luigiaでは、自社YouTubeチャンネル「ブレイクスルー佐々木」を登録者97万人まで伸ばしたノウハウをもとにさまざまな企業様のYouTube運用代行を支援しています。
各企業様のビジネスモデルや商材に合わせた戦略設計を得意としており、運用まで一貫してサポートしております。
「自社にはYouTubeを伸ばすノウハウがない」と悩まれている方は、毎月10社限定で企業YouTubeチャンネル運用に関する無料相談を実施しております。こちらにお問い合わせいただくだけで、YouTubeのプロからの助言を受けることも可能です。
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早稲田大学先進理工学部応用物理学科を首席卒業後、同大学院を修了。大学院在学中に開始した「ブレイクスルー佐々木」チャンネルにて、登録者を90万人まで増やし、教育系YouTuberとして台頭。2020年10月に株式会社Lugiaを創業し、YouTubeなどのWebを活用したコンサルティング事業を行う。