2022.11.12

YouTubeのブラウジング機能とは?再生回数を増やすノウハウをプロが解説!

YouTubeは、視聴者の視聴履歴にもとづき動画をおすすめするようになっています。YouTubeはブラウジング機能関連動画YouTube検索等の方法で動画をおすすめする仕組みになっています。

これらのおすすめの機能の中で最も再生回数が伸びるのはブラウジング機能です。ブラウジング機能とはトップページに動画をおすすめする機能です。そして、このブラウジング機能はとても重要で、ほとんどの方がブラウジング機能から動画を見るからです。

今回は、弊社が運営しているチャンネルで登録者100万人を達成したノウハウをもとにブラウジング機能についてご紹介していきます。

ブラウジング機能で再生回数を増やす方法増えない動画の特徴とは何か、再生回数を伸ばすのに悩んでいる方はぜひ見ていってください。

YouTubeにおけるブラウジング機能とは?

これまで視聴した動画や検索キーワードから、YouTubeのアルゴリズムが自動的に判断し、YouTube上のホーム画面やサイドバー等におすすめとして動画が掲載される機能がブラウジング機能です。ブラウジング機能に認知されることで、動画のクリック率が増え、より多くの人に動画を見てもらうことができるため、YouTubeに動画を投稿する上で大切な機能となります。動画の内容を視聴者が気に入れば、チャンネル登録も増えます。

YouTubeの 3つの流入経路とは何か?

YouTubeには、再生回数が伸びる仕組み(アルゴリズム)が存在します。
再生回数・チャンネル登録者数が伸びる仕組みには3つの流入経路があります。

  • ブラウジング機能
  • 関連動画
  • YouTube検索

これら3つの流入経路に動画がおすすめ表示されることで、自然と再生回数が伸びていきます。特に「①>②>③」の順番に、再生回数が伸びやすいです。

実際に弊社が運用しているYouTubeチャンネルや他社様のYouTubeチャンネルも同様の現象が見られます。
「ブラウジング機能>関連動画>YouTube検索」が重要になります。

ブラウジング機能

ブラウジング機能とはトップページに表示されるおすすめ機能のことで、YouTubeを開いた際に表示される数々の動画が表示されている機能のことを指します。ブラウジング機能はあなたが普段見ている動画からYouTubeのアルゴリズムが自動的に判断し、おすすめの動画を表示してくれます。

ユーザーの多くが、YouTubeを開いた時に面白い動画がないかとトップページの中から動画をピックアップして視聴しています。
ブラウジング機能から動画を視聴する人が多いため、ブラウジング機能で表示する回数が多ければ動画の再生回数も増えていきます。

関連動画

関連動画とは、動画を再生した際に、PCだと右側、スマホだと下側に表示される「その動画の内容と関連性の高い動画」をおすすめ表示してくれる機能です。
ブラウジング機能が普段見る動画からおすすめ動画を表示してくれるのに対し、関連動画はその動画と関連する動画を表示する機能になります。

多くのユーザーが、動画を視聴した際に今見ている動画と関連する内容を見たいと思うことが多いため、関連動画を表示させることで再生回数が伸びていきます。

今すぐできる関連動画に載せる方法はこちらの記事をご参照ください。

YouTubeの再生回数が伸びない原因と対処法【登録者96万人のノウハウを全て公開】

YouTube検索

YouTube検索とは、YouTubeの検索欄からキーワードを入力し、検索結果に動画をおすすめ表示してくれる機能です。つまり、YouTube上での検索ボリュームが多いキーワードを選定し、YouTube検索において上位表示することができれば、一気に再生回数は高まります。

YouTube検索は一番流入経路の割合としては低いですが、これまでの動画の視聴回数があまり伸びず、チャンネル登録者数も少ない初心者YouTuberには最も必要な機能になっています。

動画を始めたばかりの時に、投稿してもブラウジング機能や関連動画に載ることはほぼありません。そのため、YouTube初心者はYouTubeの検索上位に上がる動画制作をしましょう。

この時にサムネイルが非常に重要になってきます。視聴者はタイトルとサムネイルを見て、動画を視聴するかどうかを判断します。

どのようなサムネイルがクリックされやすいかを知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

【バズる】YouTubeサムネイルの作り方と設定方法を解説!無料の制作ツールも紹介!

YouTubeアナリティクスでおすすめ機能の流入割合を見る方法

YouTubeアナリティクスでトラフィックソースの割合を見ることができます。トラフィックソースとは動画にたどり着くための経路のことです。上記でご紹介したブラウジング機能、関連動画、YouTube検索にそれぞれどのぐらいの割合で動画にたどり着いているのかをYouTubeアナリティクスで見ることができます。

YouTubeアナリティクスとは?

YouTubeアナリティクスはGoogleが無料で提供しているツールとなり、YouTubeの登録アカウントさえあれば利用できます。
視聴者の流入経路は「ブラウジング機能>関連動画>YouTube検索」の順番になっていることを先ほど述べましたが、実際にご自身の動画の流入経路を見てみると、その順番について詳しく見ることができます。

動画がおすすめされる順番についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

YouTubeの再生回数が伸びない原因と対処法【登録者96万人のノウハウを全て公開】

YouTubeアナリティクスからトラフィックソースを見る方法とは?

まず、YouTubeにアクセスします。

次に、トップページ右上のアイコンをクリックし、「YouTube Studio」を押します。

画面が切り替わった後、左のメニュー欄から「アナリティクス」を選択するとYouTubeアナリティクスへアクセスできます。

次に「リーチタブ」を選択し、下に「トラフィックソースの種類」という欄と共に円グラフが表示され、こちらがトラフィックソースで、ユーザーがどうやってこの動画を見つけたのかを見ることができます。

詳しい見方についてさらに知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

YouTubeアナリティクスの見方とは?重要な指標に絞って解説

ブラウジング機能が圧倒的に認知拡大される

認知拡大に必要なことはブラウジング機能が最も重要になってきます。多くのYouTuberが動画の視聴回数を伸ばすために重要視しているのがブラウジング機能です。先ほど説明したように流入経路を最も多く占めているのがブラウジング機能です。
これより、実際のYouTubeアナリティクス分析を見て、流入経路が実際にどうなっているかを見ていきます。

トラフィックソースをみると、ショートフィードが一番多く占めています。ショートフィードというのは最大で60秒までの尺の短い縦動画のことです。こちらの動画は基本的には通常の動画よりも伸びる傾向があるため、最も多くを占めています。次に多いのがブラウジング機能で、その次がYouTube検索、チャンネルページ、関連動画の順番になっています。

先ほど示していた、「ブラウジング機能>関連動画>YouTube検索」の順番と異なることもありますが、ブラウジング機能が2割を占めているのに対し、関連動画もYouTube検索も1割未満です。

企業がYouTubeをやっていくうえで、多くの視聴者に動画を見てもらうためにもブラウジング機能は非常に重要になってきます。
ブラウジング機能を理解し、対策することができれば多くの視聴者に動画を見てもらえます。

では、ブラウジング機能の対策は具体的に何をすればいいのかを解説していきます。

ブラウジング機能で再生回数を増やすために重要な指標3選

ブラウジング機能で再生回数を増やすためには重要な指標が3つあります。それはクリック率視聴者維持率エンゲージメント率になります。どの指標も重要で、それぞれどこまで目指していけばいいのかを見ていきましょう。

クリック率

まず、最初にクリック率について解説します。
クリック率はYouTubeだけでなく、広告運用やSEOでも重要になってきます。

YouTubeにおいてのクリック率とは、視聴者が動画をYouTube側におすすめされ、サムネイルとタイトルを見た時にクリックするかどうかの割合のことです。

クリック率が低いと、YouTubeは動画の質があまり良くないと判断し、おすすめ動画として表示されづらくなります。YouTube側は視聴者に長くYouTubeにいて欲しいと思っているため、クリック率が低いと視聴者があなたの動画にたどり着くことが難しくなるということです。

バズる動画のクリック率は10%以上を超えている

クリック率の平均値は、4〜5%と言われています。10%以上である場合、クリック率が高いと言えます。クリック率が高いと、YouTube側が多くの視聴者に動画をおすすめしていきます。

動画が拡散される段階として4段階あります。これらの段階をあがっていくためにはクリック率が重要になります。

  • ①チャンネル登録者に動画をおすすめ
  • ②チャンネル未登録だけど動画を見ている人におすすめ
  • ③チャンネル未登録で動画も見たことがないが、同じジャンルの動画を見ている人
  • ④チャンネル未登録で動画も見たことがなく、同じジャンルの動画も見たことがない人

このようにYouTube側は動画をおすすめしていきます。
クリック率が低いと次の段階へと移っていきません。クリック率が高ければ高いほど動画はおすすめされ、より多くの視聴者に動画を見てもらえます。

サムネイルとタイトルが重要

クリック率を上げるためにはサムネイルとタイトルが重要です。動画がおすすめされる際に必ず表示される情報だからです。

動画を再生する前に視聴者が先に見るのはサムネイルとタイトルになります。視聴者は瞬時に動画を見るかどうかを判断していきますので、他の動画よりもこの動画を見たいという工夫を施さなければなりません。

ではクリック率が高いサムネイルとタイトルはどんなポイントがあるのでしょうか。

サムネイルを作成する際に気を付けるポイントが4つあります。

  • 文字数が少ないこと
  • フォントを大きくすること
  • 色やデザインのイメージを統一すること
  • 人を写真に入れることが重要です。

詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

【バズる】YouTubeサムネイルの作り方と設定方法を解説!無料の制作ツールも紹介!

タイトルをつける際に気を付けるポイントが3つあります。

  • 文字数を28文字以内にすること
  • タイトルとサムネイルの内容がリンクしていること
  • 検索されるキーワードを入れることが必要になります。

タイトルについて詳しく知りたい方はこちらの動画をご視聴ください。

【9割が間違い】YouTube動画のタイトルの正しい付け方!再生回数を増やすポイントを徹底解説

視聴者維持率

次に視聴者維持率について解説していきます。視聴者維持率とは視聴者が動画をどのくらい見たのかを表します。YouTubeのアルゴリズム上、視聴者維持率も重要になってきます。クリック率が高くても、視聴者維持率が低いということは視聴者がその動画を長く見続けていないことになるため、YouTubeから離脱する可能性も高くなります。そのため、良い動画だと判断されません。

視聴者維持率の特徴として、動画が短ければ短いほど視聴者維持率は上がります。動画が短いということは最後まで動画を見終わるまでも時間が短いため、長い動画よりも短い動画の方が視聴者維持率は高いです。

では視聴者維持率はどのぐらいの割合がいいのでしょうか。

目指すべき視聴者率の割合とは?

それぞれの動画尺でどのぐらいの割合を狙っていくべきかを解説していきます。
こちらのデータは弊社が運営している登録者数100万人を超えるブレイクスルー佐々木のチャンネルの動画の平均の視聴者維持率になります。

これらの視聴維持率を目指すことでYouTubeから質の高い動画であると判断されます。

視聴者維持率が重要な理由

視聴者維持率が重要な理由として、YouTube公式では「クリック率と動画の総再生時間を増やすと、YouTubeによってコンテンツがおすすめされやすくなります。」と言っています。

そのため、上記に述べた動画の尺に合わせて、視聴者維持率をどのぐらいの割合まで伸ばせばいいかを指標として、YouTubeアナリティクス分析をしてみてください。

視聴者維持率が低い動画の特徴3選

視聴者維持率が低い動画はおすすめされづらくなりますが、視聴者維持率が低くなる動画の特徴は主に3つあります。

①オープニングが長い

1つ目がオープニングが長い動画です。オープニングが長い動画は視聴者維持率が低いです。その理由としては、YouTubeの特徴として、30秒で視聴者維持率が一気に下がる傾向があるからです。

こちらはブレイクスルー佐々木のチャンネルですが、赤い枠で囲っている箇所が30秒までの部分となっています。

なぜ下がるのかというと、関連動画に興味関心が移ってしまい、今視聴している動画ではなく、関連動画を見てしまうからです。そのため、オープニングが長いとその動画を離脱しやすくなります。オープニングは基本なしにして、付けるのであれば2~3秒を意識していきましょう。

②タイトルとサムネイルと関係のない話をする

2つ目がタイトルとサムネイルと関係のない話をする動画です。視聴者はサムネイルとタイトルを見て動画を見ているので、動画と関係のない話をすると動画から離脱しやすくなります。視聴者ファーストの意識を常に持ちながら動画制作を行っていきましょう。

③話すスピードが早すぎる・遅すぎる

3つ目は話すスピードが早すぎるもしくは遅すぎるです。視聴者の年齢層によって、聞き心地の良いスピードは変わってくるため、視聴者が聞き取りやすいスピードで話す必要があります。

これら3つの特徴に課題があれば、これらを改善してみましょう。

エンゲージメント率

エンゲージメント率とはコメント数や高評価数等で測られます。
例えば、その動画が5,000回再生されたとして、高評価が50ついた場合、そのエンゲージメント率は1%になります。

計算式としては「(ユーザーが反応した数÷インプレッション数)×100」になります。
このエンゲージメント率もおすすめ表示されるかどうかに関わってきます。
視聴者の満足度を高める動画を出すことができれば、エンゲージメント率は高くなります。

評価ボタン

評価ボタンには低評価ボタンと高評価ボタンがありますが、高評価ボタンが多い動画は視聴者が満足した動画になりますので、良いコンテンツだと評価されます。

コメント数

コメント数が多いと、YouTubeから良いコンテンツであると評価されます。コメントは視聴者同士での交流やチャンネル運営者と視聴者がコミュニケーション取れるツールでもありますので、視聴者の満足度を高めることができます。

共有数

共有数が多い動画は、YouTubeから良いコンテンツであると評価されます。視聴者がその動画を見て、他の人にも共有したいと思えた動画になりますので、満足度が高かった動画だとYouTubeから評価されます。

登録ボタン

チャンネル登録者数が多い動画はそれだけ多くの人を魅了しているチャンネルであり、1つの動画で多くの登録者を獲得することができれば、このチャンネルの他の動画も見てみたいと視聴者は考えているため、YouTubeから良い動画であると判断されます。

ブラウジング機能で再生回数が増えない動画の特徴3選

釣りサムネでクリック率をあげることを狙った動画もありますが、注意が必要です。クリック率が上がっても視聴者維持率が下がることによって、ブラウジング機能で動画がおすすめされにくくなります。

これからご紹介するポイントに気を付けてブラウジング機能で再生回数を増やし、チャンネルを伸ばしていくためにこれらのポイントに注意していきましょう。

釣りサムネ・タイトル

釣りサムネやタイトルでクリック率を上げることができると思っている方は注意をする必要があります。サムネイルやタイトルが動画の内容とは異なる場合、クリック率が高くても、視聴者維持率が下がる可能性があります。その結果、YouTubeから良い評価を受けず、おすすめされにくくなります。

また、YouTube公式でも「タイトル、サムネイル、説明を使用して、コンテンツが別のものであるかのように見せかける」行為を禁止しています。そういった動画を上げ続けてしまうと、YouTubeの規約違反をしているため、チャンネルまたはアカウントが停止される可能性がありますのでやらないようにしましょう。

釣りサムネやタイトルは一時的にクリック率を上げることができますが、視聴者がそれに気付いた時、すぐにその動画を離脱することになります。
良い動画であると評価されるためには、クリック率だけでなく、視聴者維持率とエンゲージメント率の数値も高い必要があります。どれか1つだけを満たしてもおすすめに表示される回数は増えていきません

クリック率を上げることは重要ですが、それにより視聴者維持率やエンゲージメント率が下がることになれば、おすすめ表示されなくなるため、視聴者ファーストの動画を作成することが重要になります。

ニーズがない

ニーズがない動画はブラウジング機能で再生されづらい動画です。その理由と対策について解説します。

動画内容にニーズがない場合、サムネイル・タイトルを動画の内容と一致させてもクリック率が低い動画になります。視聴者の興味関心がない動画はクリックされません。そのため、視聴者が見たいと思える動画の内容にする必要があります。

ニーズがあるかどうかを判断する時にYouTubeの検索ボリュームを調べることをおすすめします。検索ボリュームが多いということはそのキーワードに興味関心のあるユーザーが多いということです。
検索ボリュームを調べる時のおすすめツールとしてAhrefs YouTubeキーワードツールがあります。こちらのツールは170カ国でのキーワード検索ボリュームを調べることができるため、視聴者層が日本である場合、日本に設定して検索するようにしましょう。

動画尺が極端に短い

動画尺が短い動画は視聴者維持率を上げられる可能性が高まるため、短い動画が良いと思われるかもしれませんが、動画尺が極端に短い動画というのは総再生時間が溜まりにくい問題やインプレッション数が少ない問題があります。

動画の長さの目安としては8分以上になります。
ブレイクスルー佐々木の動画尺とインプレッション数の関係を調べたところ、8分以上の動画が最もインプレッション数が高く、動画がおすすめされやすくなっています。

動画尺が極端に短い動画ではなく、8分以上の動画を上げるようにしてきましょう。

まとめ

YouTubeにおいてブラウジング機能で順調にユーザーにおすすめされていくためには、視聴者ファーストであり、YouTubeのアルゴリズムにも気を付ける必要があります。

視聴者が見たいと思える動画というのは、サムネイルとタイトルに惹かれる有益な内容の動画ということです。それぞれのポイントに気を付けてYouTube運用をしていく必要があります。

株式会社Lugiaでは、代表でありチャンネル登録者数100万人を抱える「ブレイクスルー佐々木」のノウハウをもとに、企業様に合わせたYouTubeマーケティングを支援しています。

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