2022.03.04

動画制作で外注できる内容は?費用相場・外注先・選定ポイントを解説【相場早見表あり】

動画制作の外注を検討しているものの、どのような内容を依頼できるのかや費用相場がわからない方も多いでしょう。

そこで本記事では、動画制作で外注できる内容や費用相場、制作会社の選び方や注意点などを紹介します。動画制作の外注を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

動画制作を外注すべきかどうかの基準

動画を制作する場合、その方法は「内製」と「外注」の2つにわけられます。企業の予算を考えると、内製化したいのが本音でしょう。

動画制作を内製化したいのであれば、以下の条件を満たしているのが好ましいところです。

  • 社内に専門人材がいて、リソースも十分にある
  • 動画制作に予算を割くのが難しい
  • 機材やスタジオなどを自社で準備できる

 

このような条件を満たせるのであれば、動画制作を内製化しても運用できるでしょう。一方で、上記の条件を満たしていないのであれば、外注化を検討するべきです。

動画制作で外注できる内容

動画制作で外注できる業務は、依頼する範囲によって予算や納期が異なります。よって、動画制作で外注できる内容を、次の3つにわけて紹介します。

  • 動画制作
  • 動画編集のみ
  • 動画コンサルティング

 

動画制作

動画制作のみのパターンです。動画撮影に必要な業務をすべて外注し、成果物が納品される一般的なケースです。

動画制作を依頼した場合、企画・構成台本の作成から撮影、ナレーションの音入れ(MA)・編集まで巻き取ってもらえます。単発で動画制作を依頼する場合、この発注方法が最適です。

一般的な企業向けの動画の場合、次のような流れで動画制作を進めます。

動画制作の一般的な流れ

  1. ヒアリング
  2. 企画・構成台本作成
  3. 撮影準備
  4. 撮影
  5. 動画編集
  6. MA(ナレーションの音入れ)
  7. 納品

 

動画制作を依頼するメリットは、自社に機材やスタジオ、編集ソフトがなくても動画をつくれる点です。一般的な企業は動画の制作に必要な機材やスタジオをもっていないので、ほとんどなにも準備せずに納品してもらえる便利な方法です。

動画編集のみ

動画制作すべてを依頼するのではなく、動画編集のみを外注する方法です。動画の撮影は自社で行い、その編集のみを外注します。

動画編集のみを外注するメリットは、予算を抑えられる点です。動画編集のみであれば1本数千円〜数万円で抑えられるため、YouTubeのように低コストで動画を多く投稿したい企業におすすめです。

一方で、動画編集のみを外注する場合、専門知識が必要な動画撮影を自社で行わなければいけません。どれだけ外注先の動画編集技術が高くても、元の素材が悪ければよい動画はできあがりません。いくら予算を抑えられても、自社製品の購入までつなげられない動画を量産してしまっては、結果コスト損となります。

さらに動画撮影のためのスタジオや機材を用意しなければいけないので、動画編集のみを外注するには自社での撮影時に、ある程度のレベルが必要な点は理解しておきましょう。

動画コンサルティング

動画コンサルティングとは、動画制作だけでなく、動画を使ったマーケティング施策の立案・実行までを巻き取ってもらえるパターンです。特にYouTubeを使ったマーケティングは盛んで、Webサイト検索のSEOについで、新たに注目されている手法です。

一般的にYouTubeでは、視聴者はなんらかのキーワードを入力して、検索結果に表示された一覧から動画を閲覧します。しかし閲覧されるのは、基本的に検索結果の上位に表示される動画です。

そのため、YouTubeで動画を閲覧してもらうには「YouTube SEO対策」というマーケティング手法を熟知している必要があります。動画コンサルティングまで巻き取ってくれる会社に依頼した場合、動画から顧客を獲得するために、マーケティング戦略の立案〜実行まで支援してくれます。

当然費用は高くなりますが、動画を使って顧客を獲得し購入・リピートまでつなげたい企業は、コンサルティングまで依頼するのがおすすめです。

動画マーケティングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

動画マーケティングとは?メリット・デメリットや5つの手法を紹介

動画制作の外注費用相場

上記で紹介した外注の内容ごとの費用相場を紹介します。ただし動画制作は、依頼内容によって大きく費用が異なります。そのため費用相場は参考程度にし、具体的な料金は依頼先から見積もりを取得しましょう。

動画制作

動画制作の料金の多くは「ジャンルごと」に外注費用相場が設定されています。そこで、動画ジャンルごとの費用相場を紹介します。

<ジャンル別 動画制作の費用相場>

ジャンル 費用相場
広告(CM) 50~300万円
Web動画広告 3~50万円
商品・サービス紹介 30~100万円
会社紹介 50~200万円
新卒・中途採用 50~200万円
お客様の声(インタビュー) 25~50万円
IR 30~80万円

 

このように動画制作では、おおむね1本あたり数十万~200万円程度を見込んで予算を立てるようにしましょう。

動画編集のみ

動画編集のみを外注する場合、依頼先は「制作会社」と「フリーランス」の2つにわけられます。それぞれの外注相場は、以下の表のとおりです。

依頼先 相場
制作会社 20,000~50,000円
フリーランス 5,000~15,000円

 

制作会社に依頼すると、料金は高くなりますが、質の高い動画が納品される可能性が高くなります。一方でフリーランスに依頼すると、質は個人の実力に左右されますが、価格を抑えて発注可能です。

そのため、予算や制作物への期待値によって、外注先を変えるようにしましょう。

動画コンサルティング

動画コンサルティングといえば「YouTubeコンサルティング」を指すのが大半です。YouTubeの動画制作からコンサルティングまで依頼した場合、相場はおおむね月額30〜50万円程度です。

費用が高いと感じるかもしれませんが、YouTubeの知見がない企業が成果を出すのは至難の業です。YouTubeを使ったマーケティングに本腰を入れて取り組みたい場合は、YouTubeコンサルティングから依頼するのがおすすめです。

YouTubeコンサルティングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

YouTubeコンサルとは?依頼できる内容と費用を解説【相場早見表あり】

動画制作の外注先を選定する3つのポイント

動画制作を外注するときは、次の3つをチェックするようにしましょう。

  • 制作実績が豊富か
  • 「質」か「価格」のどちらかで外注先を使い分ける
  • マーケティング施策も意識しているか確認する

 

制作実績が豊富か

まずは、外注先の動画制作実績が豊富かどうか確認しましょう。豊富な実績をもつ会社ほど、質の高い動画が納品される可能性が高くなります。

動画制作会社によっては「制作実績」のようなページで、過去に制作した動画を一覧で載せていることがあります。制作物のイメージを掴むためにも、動画を確認しておくのがおすすめです。

また制作実績を見るときは、なるべく自社の業態や、制作したい動画のジャンルに近いものを見るようにしましょう。たとえば中途採用のための動画制作を検討している場合は、制作実績の中から「採用動画」を参考にして、どのような成果物が出てくるのか把握します。

「質」か「価格」のどちらかで外注先を使い分ける

動画を使ったマーケティングを実施する企業が増えたことにより、個人(フリーランス)がスキルを活かして低単価で動画制作を受注するケースが増えています。これにより、外注先の使い分けが可能になりました。

もちろん一概には言えませんが、動画の”質”を重視するのであれば「制作会社」”低コスト”であれば「個人(フリーランス)」に依頼するのがおすすめです。

制作会社では、一般的にディレクターが指揮を取り、企画構成~撮影、編集などを行います。さらにディレクターが品質管理によって質の高い動画を納品するので、コストはかかるものの、自社の求めるレベルの成果物が納品される可能性が高くなります。

一方で個人に依頼した場合、質はクリエイターのスキルに左右されるものの、費用を抑えて動画を作成できます。YouTubeのように動画の大量投稿が必要な場合は、コストを抑えつつ多くの動画を作成できる個人への依頼がおすすめです。

なお個人の場合、動画撮影まで巻き取るのは難しく、動画編集のみを依頼するのが一般的です。

マーケティング施策も意識しているか確認する

動画を使って自社の求めるCV(成約)までつなげたい場合、マーケティング施策まで理解している外注先に依頼するのが重要です。

特に動画マーケティングに力を入れたいが動画マーケティングに関する知見がない企業が、「動画は制作するけど、成約までつながるかは関与しません」のような制作会社に発注すると、高確率で失敗します。

たとえば、YouTubeから顧客を獲得したいと考えている企業であれば、YouTubeマーケティングに詳しい企業を選びましょう。YouTubeで見込み客を獲得し、顧客育成し、成約につなげるまで、一貫したマーケティング戦略を立案・実行してもらえます。

おすすめの動画マーケティング会社を知りたい方は、こちらの記事で10社取り上げています。よろしければご覧ください。

https://lugia.jp/blog/youtube/video-marketing-company/

動画制作を外注する際の3つの注意点

動画制作を外注する際は、次の3点に注意しましょう。

  • すべて丸投げしない
  • 高額になる場合は相見積もりを取る
  • 修正に時間がかかる

 

すべて丸投げしない

自社に動画制作の知識がないからといって、すべてを丸投げしないようにしましょう。企画構成〜編集まで関与せず丸投げした場合、自社の求める動画とかけ離れたものが納品される可能性があります。

外注するのであれば専門知識ありませんが、すべて丸投げにするのではなく、自社からも次のようなコンセプトを共有するようにしましょう。

  • どのような目標(KPIやKGIなど)を達成したいか
  • どのようなターゲット層か(具体的な人物像まで明確にできるとよい)
  • 自社ブランディングのイメージ(「安くておいしい」「高級路線を進めたい」など)

 

またすべて丸投げすると、いつまで経っても自社に動画制作の知識がたまりません。せっかく外注するので、自社にも動画制作のナレッジをためるため、積極的に質問しましょう。

高額になる場合は相見積もりを取る

動画制作は、数十万〜数百万円の費用がかかります。費用相場が理解できないうちは、2〜3社を目安に相見積もりを取るのがおすすめです。動画制作の知識がない会社が、1社のみを信じて依頼するのは危険です。

また相見積もりを取ることで、外注先の仕事の質を比較することも可能です。「見積書の金額が項目ごとに細かく記載されている」「明確な納品スケジュールが渡される」などの制作会社に外注すると、失敗するリスクを減らせます。

当然、金額だけで決めることがないようにしましょう。動画制作にこだわっている制作会社であれば、撮影代や人件費、編集費などで高額になることもあります。1本あたりの動画制作費が高くても、見込み客を成約までつなげられる内容であれば、外注費を回収するのは簡単でしょう。闇雲に見積もり費用の安い制作会社に外注をして、低品質の動画を制作してもらわないように注意をしましょう。

修正に時間がかかる

内製している場合に比べ、外注するとどうしても修正に時間を要します。その点は考慮して、前倒しでスケジュールを立てるようにしましょう。

たとえば動画で少し修正が必要な場合も、社内に専門スタッフがいればすぐに解決できますが、外注先に依頼すれば当然時間がかかります。また細かな修正が増えると、公開までどんどん遅くなってしまいます。

このように時間がかかるのを防止するためにも、やはり自社も積極的に動画のコンセプトを共有し、成果物とのズレが起きないように対処するのがおすすめです。

予算を確保して動画制作の外注も検討しよう

動画制作は外注する内容で、大きく「動画制作」「動画編集のみ」「動画コンサルティング(YouTube)」の3つに分類できます。自社の目標がどこにあるのかを見極め、それに合った外注方法を選ぶようにしましょう。

特にYouTubeの動画制作では、見込み客を獲得するためにも「マーケティングまで理解している企業に外注すること」が重要です。株式会社Lugiaでは代表であるブレイクスルー佐々木自身がYouTubeチャンネル登録者数を88万人まで伸ばしてきたノウハウを提供し、動画制作のマーケティング施策を立案・実行します。

動画制作を依頼したいが、戦略が決まっていない場合には、毎月10社限定のZoom無料相談も承っています。ぜひ、株式会社Lugiaのライン公式アカウントを友達追加してみてください。(下記のQRコードから株式会社Lugia公式LINEに追加していただければ無料相談のお問い合わせが可能です)。
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