2022.04.29

YouTubeで期待できる宣伝効果や効果を高める方法を徹底解説

YouTubeは動画内の検索や関連動画での表示など、自社動画の表示される箇所が多く、企業にとって高い宣伝効果を得られる手法です。発信内容によっては商品の購買にもつなげられるため、宣伝後もさまざまなメリットがあります。

そこで本記事では、YouTubeで期待できる宣伝効果や効果を高める方法について解説していきます。

YouTubeで期待できる宣伝効果

YouTubeは活用次第で自社の認知拡大から新規の顧客獲得、そして商品やサービスの購入など、さまざまな宣伝効果を得られます。また動画投稿には費用が発生しないため、他の広告媒体と比べても高い費用対効果を得られる施策といえるでしょう。

ここでは、YouTubeで期待できる宣伝効果について解説していきます。

自社ブランドの認知拡大

1つ目の宣伝効果は、繰り返し動画が再生されることで自社ブランドの認知拡大につながることです。

YouTubeでは公開しているコンテンツが資産として蓄積されるため、一度でも自社チャンネルに訪れたユーザーは、複数の動画を視聴する可能性が高まります。

仮に一度しか再生できない広告媒体であれば、ユーザーもすぐに忘れてしまうでしょう。

しかしYouTube上で何度も自社の動画を視聴していれば、いつのまにか「見たことがある企業」というイメージを定着できます。

また動画を閲覧したユーザーは、その後関連動画やトップページに表示されやすくなるため、YouTube上で目にする機会が自然と増える点も強みです。

新規顧客の獲得

2つ目の宣伝効果は、動画配信が新規顧客の獲得につながることです。

そもそもYouTube上では、以下の箇所で公開している動画が表示されます。

  • YouTube内での検索
  • トップページ
  • 関連動画

 

YouTube内での検索は、ユーザーの「検索キーワード」を対策することで検索上位に表示できます。そのため適切に対策できればユーザーの検索意図に当てはまり、自社への興味も持たせやすいです。

またトップページや関連動画では、YouTubeのアルゴリズムによって「動画内容に興味があるユーザー」へ表示されます。つまり自社を認知していない潜在顧客へのアプローチが可能となり、効果的に新規顧客を獲得できる手段になります。

自社商品・サービスの購入

最後に紹介する宣伝効果は、自社商品・サービスの購入につながることです。前述では自社を認知していない潜在顧客へのアプローチについて触れましたが、ユーザーに自社動画を視聴させて終わりというわけではありません。

動画内でユーザーに役立つ情報を発信できれば、自社への興味を持たせ、Webサイトなどの外部へと誘導できます。

例えば「肌の乾燥を防ぐ方法5選」といった動画の場合、方法の一つとして自社商品を紹介。その後WebサイトやLPへ誘導し、最終的に商品の購入へとつなげることが可能です。

このようにYouTubeを経由して他媒体につなげる選択も取れるため、潜在顧客のアプローチから成約までを一貫して実践できます。

YouTubeの宣伝効果を高める方法【無料】

YouTubeの宣伝効果を高める方法について、まずは無料で実践できる5つの対策を解説していきます。

  • 検索キーワードを意識したタイトル設定
  • ユーザーの興味を引くサムネイル作成
  • 概要欄の充実
  • アノテーション・カード機能の活用
  • Webサイト・SNSの活用

 

検索キーワードを意識したタイトル設定

かならず実践すべき対策方法は、検索キーワードを意識したタイトル設定です。

前述でも触れましたが、ユーザーはYouTube内でキーワードを入力して検索を行ないます。そしてユーザーの「検索キーワード」と関連性の高い動画が、YouTubeアルゴリズムが定めた評価基準をもとにランキング形式で表示される仕組みです。

そのため検索キーワードが入力してあるタイトルは関連性の高さを示しやすく、結果的に検索上位に表示されやすくなります。

検索上位の動画ほどユーザーの目にはとまりやすいため、結果的に再生回数が伸びるなど宣伝効果を高めることにつながります。

YouTube検索結果に上位表示させる方法を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

YouTube SEOとは?動画制作のポイントも合わせて解説

YouTube SEOにおける検索ワードの重要性とは?選び方や対策ポイントを解説

ユーザーの興味を引くサムネイル作成

タイトル設定と同様に必須といえる対策が、ユーザーの興味を引くサムネイル作成です。宣伝効果を高めるうえで考えなければいけないことは、動画のクリック率になります。

なぜならどんなに表示回数の多い動画だとしても、クリックされなければ宣伝効果を高められないからです。

そのため表示されるだけではなく、しっかりとユーザーからクリックされ再生回数が増加する状態を目指しましょう。

またサムネイルの作成ポイントはこちら。

  • 動画の内容が一目で分かる
  • 印象に残るデザイン
  • 興味や関心が掻き立てられる

 

編集ソフトを活用しオシャレな画像を作成することも大切ですが、まずは上記の内容を確認し、確実にユーザーの興味を引くサムネイル作成が重要です。

再生回数が伸びるサムネイルの作り方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

【バズる】YouTubeサムネイルの作り方と設定方法を解説!無料の制作ツールも紹介!

概要欄の充実

概要欄は見落としがちな内容となりますが、宣伝効果を高めるためには非常に重要な対策となります。

なぜならタイトル同様に概要欄に記載されているキーワードも、YouTube検索順位に影響を与えるためです。

また概要欄では多くの情報を掲載でき、他動画や外部サイトの紹介も効果的となります。

複数の動画が視聴されればチャンネル全体の認知度や登録者数が増加するため、結果的に宣伝効果の向上につながります。

アノテーション・カード機能の活用

つづいて紹介する方法は、アノテーションやYouTubeカードの使用です。

アノテーションとYouTubeカードとは、以下のことを指します。

  • アノテーション:動画上に表示するクリック可能なボタンや画像
  • YouTubeカード:動画右上で表示するクリック可能なテキスト

 

両者とも、事前に紐付けしておいたサイトURLなどを視聴画面の中に埋め込む機能となります。そのため視聴しているユーザーは、動画の再生中にアノテーションやYouTubeカードが表示され、クリックすると別の動画やサイトへとアクセスする仕組みです。

概要欄やコメント欄の記載でも効果はありますが、視聴中に表示されるほうがユーザーからクリックされる可能性は高まるでしょう。

特に動画が終了したタイミングは次の動画を探しはじめるユーザーが多いため、アノテーションやYouTubeカードを活用し、他の動画を効果的に宣伝できます。

Webサイト・SNSの活用

前述まではYouTube内での対策でしたが、WebサイトやSNSなどの外部からYouTubeを紹介し、チャンネルへの流入を増やす方法も効果的です。

例えば企業でSNSアカウントを運用している場合は、既存のフォロワーへ直接YouTubeチャンネルを紹介できるため、Webサイトよりも流入を獲得しやすいでしょう。

対してWebサイトでは過去のコンテンツでも閲覧されやすく、YouTubeチャンネルを紹介した記事さえあれば、新規ユーザーからの流入に期待が持てます。

ただしSNSのように一時的な拡散によって流入が増えた場合、YouTube上での離脱が多く、視聴者維持率は下がりやすくなります。結果的にYouTubeの評価が下がる可能性もあるため、濃いファン層に限定するなど発信相手を選別するようにしましょう。

YouTubeの宣伝効果を高める方法【有料】

つづいて、費用をかけてYouTubeの宣伝効果を高める3つの方法を解説していきます。

  • YouTube広告の配信
  • Web広告を活用した宣伝
  • プレスリリースを活用した宣伝

 

YouTube広告の配信

YouTube広告とは、YouTube内で出稿できる動画広告のことを指し、以下のような特徴をもちます。

  • 動画広告の種類が多い
  • 地域やユーザーの行動など、多種多様なセグメントが可能
  • 動画再生の前後に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすい

 

なかでもYouTube広告はさまざまな項目からセグメントを行える点が強みとなり、詳細なターゲティングが可能です。

ただし広告を活用して再生回数を増やそうとしても、「動画の冒頭だけを視聴しすぐに離脱してしまう」といったユーザーも多く、視聴者維持率が低下しやすい点には注意をしましょう。

Web広告を活用した宣伝

YouTube広告の他にも、Web広告を活用してYouTubeチャンネルを宣伝・拡散する方法も存在します。

Web広告とはGoogleやSNSなどの媒体を活用し、インターネット上で出稿する広告のことです。

主な種類はこちら。

  • リスティング広告
  • アフィリエイト広告
  • ディスプレイ広告
  • リターゲティング広告
  • SNS広告

 

動画だけでなくテキストやバナーなど、豊富な広告の種類が特徴になります。

前述のYouTube広告でも触れましたが、Web広告経由でもYouTubeの視聴者維持率は下がりやすいため、チャンネルに悪影響となる可能性には注意が必要です。

プレスリリースを活用した宣伝

プレスリリースとは、企業が新商品やサービスについて発表する公式文書のことです。

プレスリリースをとおして自社チャンネルを宣伝することで、さまざまなメディアに取り上げられ、最終的には多くのユーザーに情報が拡散します。

はじめにメディアに興味を持ってもらう必要がありますが、影響力の強いメディアを効率良く活用できる点が強みといえるでしょう。

また認知拡大には効果的なプレスリリースですが、表面的な情報が広まりやすく、広告配信以上に離脱率の高いユーザーを集めてしまう可能性も秘めています。

YouTubeの宣伝効果を高めるポイント

宣伝効果を高める方法について紹介してきましたが、他にも話題性のある企画の実施や直接的な拡散の促しなど、さらに効果を高めるポイントが存在します。

もしも「動画の宣伝効果が薄い…」と悩まれえている場合は、本項目を一度確認しましょう。

話題性のある企画を実施する

宣伝効果を高めるには多くのユーザーから注目を集めるような、話題性のある企画が効果的となります。

そもそもYouTube上では、ユーザーに認知されなければ動画は再生されず、宣伝にはつながりません。

そのためターゲットを限定しすぎる内容では、ユーザーの興味を引くことは難しいでしょう。また他チャンネルがすでに行っているような企画も、ユーザーは新鮮さを感じず印象の弱い話題作りとなります。

したがって他チャネルが行っていない新しい企画に取り組み、積極的に話題作りを行っていきましょう。

視聴者に拡散を促す

視聴者への直接的な拡散の促しは、多くのYouTubeチャンネルが活用している方法となります。

YouTubeにはさまざまなユーザーがいますが、動画のシェアに積極的なユーザーは少数といえるでしょう。そのため直接呼びかけることでユーザーの行動をプッシュし、積極的にシェアする状態を作れます。

基本的には動画内で呼びかける方法が効果的ですが、コメント欄や概要欄も合わせて活用しましょう。

無理にセールスを行わない

YouTubeを運用するうえでは、無理なセールスを行わないように注意をしましょう。

宣伝を意識しすぎると、どうしても企業紹介や商品のセールスが強く出てしまいます。しかしユーザーの立場で考えると、宣伝色の強いチャンネルは嫌気が差しやすく、徐々にチャンネルから離れてしまう可能性が高いです。

また宣伝効果を高めるためには、繰り返し動画を視聴してもらうことや、定期的にチャンネルに訪れてもらうなど、自社へのファン化が欠かせません。

したがってセールスに関する内容に集中しないよう、バランスを意識した動画制作が重要です。

著名人とコラボする

著名人やインフルエンサーと呼ばれる影響力を持つ人とのコラボは、自社チャンネルの宣伝において非常に有効な方法です。

YouTubeチャンネルによっても、普段視聴しているユーザーの年齢層や性別は大きく異なります。

そのため他チャンネルとコラボすることで、通常は接点のないユーザーに自社を認知してもらう機会となるでしょう。

ただし属性が大きく異なるユーザー層では自社の動画を視聴してもらえないため、ある程度は似たユーザー層のチャンネルであることが重要です。

まとめ

YouTubeの宣伝効果を高めるためには、無料と有料の方法が存在します。無料の方法ではYouTube内での対策が軸となり、チャンネル評価の向上にも効果的です。

対して有料の方法では広告配信が軸となり、再生回数を増やすうえでは高い効果を得られます。しかしチャンネル評価を下げる可能性があるため、活用する際は注意をしましょう。

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